...他の業ならねば少しは面白くも候わん」と勧むるに...
饗庭篁村 「良夜」
...財産の一部を失いてすら夫に信仰の放棄を勧むる...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...医師が勧むるまましかるべき看護婦を添えて浪子を相州逗子なる実家――片岡家の別墅(べっしょ)に送りやりぬ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...先づ第一に之れを勧むるを例とせり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...他人にそれを勧むることとにのみ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...医のととのへ勧むる薬は元より怠(おこた)り給ふな...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...柳色新たなり君に勧む...
中里介山 「大菩薩峠」
...もしあるならば吾々教育に従事する者は生徒に勧むるに先立ってやらねばならぬと思いますが...
新渡戸稲造 「教育家の教育」
...けっして字を読むことのみを勧むるにあらず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...これすなわち余輩の勧むる学問の趣意なり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...九は人間にでき難きことを勧むるか...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...この流の人に向かいて豈(あに)高尚の学を勧むべけんや...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...たといこれに説き勧むるも...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...足るを知るを勧むるにあらず...
福沢諭吉 「教育の目的」
...武器売却を勧む夫(そ)れから段々話が進んで来た所で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...五百の道士これを見て誰か能く身を捨て衆生を救わんと相勧む...
南方熊楠 「十二支考」
...(部屋の中へ入(い)れと勧むる振(ふり)を為(な)す...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...門人むらく橘之助夫婦の勧むるまま日蓮宗に凝り固まって朝夕お題目ばかり...
山本笑月 「明治世相百話」
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