...』と、勧むるにぞ、主人、之を干して、更に客に勧むれば、客は、『まだ此の通り…………』と、膳上の杯を指(ゆびさ)して辞退しつゝ受く...
石井研堂 「元日の釣」
...教会の危険物たる余は起(たっ)て余の感情を述べ他を勧むるの特権なければ...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...進んで信仰放棄を勧むるに会して...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...我に佳児(かじ)有り貴官(きかん)を羨(うらや)まず我に佳婦(かふ)有り綺(きがん)を羨まず今夕首を聚(あつ)む皆当(まさ)に喜歓すべし君がために酒を行う君に勧む加餐(かさん)せよそのうちに花城はいってしまった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「翩翩」
...共に事を謀らんことを勧む...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...彼は富者に勧むるに地獄をさけて天国を得るため貧者に施さんことをもってし...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...画伯遠客を慰めむとて盛に三鞭酒を※いて盃を勧む...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...また宗祇の勧むるに任せて...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...文明の教育を勧むるものなり...
福沢諭吉 「女大学評論」
...けっして字を読むことのみを勧むるにあらず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...これすなわち余輩の勧むる学問の趣意なり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...たといこれに説き勧むるも...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...足るを知るを勧むるにあらず...
福沢諭吉 「教育の目的」
...是非(ぜひ)英書を読まなくてはならぬではないかと勧むれども...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...何処までもそれを用うることを勧むるが当然ならん...
正岡子規 「人々に答ふ」
...五百の道士これを見て誰か能く身を捨て衆生を救わんと相勧む...
南方熊楠 「十二支考」
...そこに囚われいる情女カリテを娼妓に売れと勧むると...
南方熊楠 「十二支考」
...度々爺の勧むるままに...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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