...生まれつき勤勉な性質で...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...彼の勤勉な白人の隣人たちがそんなに裕福であるのを見て――弁護士はただ弁護を編んでさえいれば...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...勤勉な小谷さんはたいていまだ東天の美しい時分に私のベッドに出勤してパチリと電灯をつけた...
鷹野つぎ 「窓」
...これも真面目な勤勉な市民が羽目をはずして怠け巫山戯(ふざけ)る日であった...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...産業的な資本家は資本と実証哲学とを持つことによって勤勉なプロレタリアとなり又であることが出来るわけである――次を見よ...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...この勤勉な都会たるパリーの光景ほど...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...勤勉な正直な苦しめる群集の間に伝播(でんぱ)していったのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...勤勉な人です...
永井荷風 「監獄署の裏」
...まことに勤勉なものだと...
中谷宇吉郎 「ウィネッカの秋」
...いちばん勤勉な役人の一人で...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...僕の祖父は至つて了見の小さい町役場の吏員であつたところ、不図僕は彼が自烈亭と号して狂歌などをよんでゐたのを憶ひ出し、あんなに慎ましやかな酒飲みであつたが、勤勉な役員で、普段でも山高しやつぽを被り、お目出度い/\といふのが口癖で、人と口論するためしもなく一日一日の平安無事ばかりを祝福して晩酌の長閑さに浸つてゐたかの人物でも、内心には矢張りぢれツ度い思ひがあつたのかと意外に思ふのであつた...
牧野信一 「自烈亭」
...肥沃な勤勉な一州の住民に及ばなくなることもあろう2)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...怠惰安逸な者が活溌勤勉な者と同じ立場におかれることになるならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...より周到勤勉ならしめるというよい効果を...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...平和な生活の中では勤勉な市民であり...
宮本百合子 「新しいアジアのために」
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三好達治 「間花集」
...日常の生活は甚だ敬虔勤勉なものであった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...隣家の非常に有能で勤勉な夫婦者が...
柳田国男 「故郷七十年」
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