...味噌漉(みそこし)の代理が勤まるというなんとか笊(ざる)もある...
芥川龍之介 「水の三日」
...とても勤まるめえ...
相馬泰三 「野の哄笑」
...小屋の方は」(これで勤まるのかしら?)「やめちゃったア」と彼は至極朗らかに言うのだった...
高見順 「如何なる星の下に」
...あのお方のお歌のお相手くらゐは勤まるやうになつてゐましたが...
太宰治 「右大臣実朝」
...兄のような温厚な人柄なればこそ勤まる...
橘外男 「仁王門」
...なんの役も勤まる女である...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...短気を出さないでよく奉公をしなくてはいけないよ」「うまく勤まるかどうだか...
中里介山 「大菩薩峠」
...どこへ行ったって長く勤まるものか」「そうばかりもきまっていねえんだがな」「きまっていないことがあるものか...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこまでは人形でも勤まるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...おれでも先生が勤まるのかと思った...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...こんなに寝ていて勤まるものなら猫にでも出来ぬ事はないと...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...どんな唐変木でも勤まるだろう」「まるで勢子(せこ)だね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こんな稼業(かげふ)が勤まるかよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...よう勤まるもんですな...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...自分は到底奉公に行つても長く勤まる気づかひないと自分でも知つてゐたのである...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
...朝廷の御用の勤まる人間になりますれば自然に出世はして行くことと存じます...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...御用が勤まると思うか...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...高家衆の役儀が勤まるものでない...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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