例文・使い方一覧でみる「勤まる」の意味

...其許（そのもと）ごときに勤まるものかと... 其許ごときに勤まるものかとの読み方
泉鏡花「婦系図」

...里見の天海（てんかい）たる丶大（ちゆだい）や防禦使の大角（だいかく）まで引っ張り出して幕下でも勤まる端役を振り当てた下（した）ごしらえは大掛りだが... 里見の天海たる丶大や防禦使の大角まで引っ張り出して幕下でも勤まる端役を振り当てた下ごしらえは大掛りだがの読み方
内田魯庵「八犬伝談余」

...小屋の方は」（これで勤まるのかしら？）「やめちゃったア」と彼は至極朗らかに言うのだった... 小屋の方は」「やめちゃったア」と彼は至極朗らかに言うのだったの読み方
高見順「如何なる星の下に」

...堤の普請は餘人を以ても勤まるであろう... 堤の普請は餘人を以ても勤まるであろうの読み方
谷崎潤一郎「聞書抄」

...そこまでは人形でも勤まるが... そこまでは人形でも勤まるがの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...こんなに寝ていて勤まるものなら猫にでも出来ぬ事はないと... こんなに寝ていて勤まるものなら猫にでも出来ぬ事はないとの読み方
夏目漱石「吾輩は猫である」

...それでお上の御用が勤まるかい... それでお上の御用が勤まるかいの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...こんな稼業（かげふ）が勤まるかよ... こんな稼業が勤まるかよの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...僅な義理人情に負けて勤まる御役と思ってやがるか... 僅な義理人情に負けて勤まる御役と思ってやがるかの読み方
長谷川伸「中山七里　二幕五場」

...あいつには一役しか勤まるまい... あいつには一役しか勤まるまいの読み方
牧野信一「素書」

...どんな怠け者にも勤まる御用だに... どんな怠け者にも勤まる御用だにの読み方
山本周五郎「似而非物語」

...「じつは大任を頼みたいのだ」「拙者に勤まることでございましたら」「県先生が暴漢に襲われてな」「……暴漢に」ちらと道之進は伊兵衛の顔を思いだした...
山本周五郎「夜明けの辻」

...それで御用聞きがよう勤まる」「又... それで御用聞きがよう勤まる」「又の読み方
夢野久作「狂歌師赤猪口兵衛」

...よく労働が勤まるとお笑いになるでしょう... よく労働が勤まるとお笑いになるでしょうの読み方
横光利一「上海」

...これくらいな図太さと沈着がなければ勤まるものではない――と... これくらいな図太さと沈着がなければ勤まるものではない――との読み方
吉川英治「新書太閤記」

...御用が勤まると思うか... 御用が勤まると思うかの読み方
吉川英治「新編忠臣蔵」

...あれで柳営の儀式が勤まるなら... あれで柳営の儀式が勤まるならの読み方
吉川英治「新編忠臣蔵」

...高家衆の役儀が勤まるものでない... 高家衆の役儀が勤まるものでないの読み方
吉川英治「新編忠臣蔵」

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