...いつもおれの相手を勤(つと)めてゐる...
芥川龍之介 「窓」
...平生より少し早目に出勤した...
石川啄木 「足跡」
...手伝いの役を勤めていた...
海野十三 「地球発狂事件」
...云うまでもなく、兄はそんなご飯もろくろくたべられない様な、衰えた身体を引きずって、又その娘が観音様の境内を通りかかることもあろうかと悲しい空頼(そらだの)みから、毎日毎日、勤めの様に、十二階に昇っては、眼鏡を覗いていた訳でございます...
江戸川乱歩 「押絵と旅する男」
...『勤務時間というのは...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...そして「勤め向宜しからざる儀有之(これあり)」という条件で...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...私は勤先の雑誌社を要領よく早く切り上げて...
浜尾四郎 「殺人鬼」
...女監取締りの如きも大概は看守の寡婦(かふ)などが糊口(ここう)の勤めとなせるなりき...
福田英子 「妾の半生涯」
...サンデー毎日の「パリ勤めの苦しさ」(板倉進)というのを読んだら...
古川緑波 「駄パンその他」
...二十四日迄が京都の勤倹貯蓄週間で...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...如何に楽な仕事だからとて勤務時間に制限が無く...
細井和喜蔵 「女給」
...神前に巫女(みこ)を勤めたなどと言っている...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...」「何處ぞへ勤めてゐやはるのと違ひまつか...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...勤めがえりの自分の外套からこぼれたマフラーの色も...
「今朝の雪」
...御所のお勤めに馴(な)れている子供は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...己はまだ三十代で役を勤めてゐた頃...
森鴎外 「大塩平八郎」
...勤王浪人の尾高東寧(おだかとうねい)や...
吉川英治 「松のや露八」
...そして慎慮と勤労とによって得た労賃の一部分をそれに与えることによって...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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