...勢いのよい形容...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...植木屋は勢いのよい伸びすぎる木だとドンドン鋏を入れて...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...ところが今の有様では自由放任で勢いのよい奴は伸びるだけ伸び放題というやり方だから...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...ここらに多い大きな蠅(はえ)が勢いのよい羽音を立ててこれに集まっている...
寺田寅彦 「花物語」
...かまどの下は勢いのよい音を立てて燃え上がり...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...大通りの勢いのよい人たちに突きのめされながら...
長谷川時雨 「テンコツさん一家」
...勢いのよい勇気は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...勢いのよい時、羽振に乗って、人いちばい権(けん)をふるったり意慾を恣(ほしいまま)にしたけれど、こういう人間ほど、半面には、頑(かたくな)なくらいな道徳的良心をもっているので、失脚すると共に自己の良心で、自己の余生を全く自身で縊(し)め殺しているような心理になってしまったものらしいのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
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