...勝手知ったる廊下を抜けて...
海野十三 「深夜の市長」
...それなればというので僕は勝手知ったる議場の方へ行ってみることにした...
海野十三 「深夜の市長」
...そして勝手知った裏口から...
海野十三 「地球盗難」
...「勝手知ったる他人のヤサ(家)……」と俺はおどけながら...
高見順 「いやな感じ」
...――そのままでいいわ」勝手知ったる次の間の鏡台の櫛(くし)取り出(いだ)して...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...勝手知った廊下を歩んで行く...
中里介山 「大菩薩峠」
...あれほど勝手知ったる山でありながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...勝手知った座敷の中に飛び込んだのです...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...勝手知った案内人のようにいそいそと歩いた...
原民喜 「苦しく美しき夏」
...僕は勝手知った袋路の方へとっとと歩いて行った...
原民喜 「夢と人生」
...加十は委細構わず勝手知ったる寝室に踏み通り...
久生十蘭 「魔都」
...勝手知った道なので...
堀辰雄 「雉子日記」
...月光のおかげで勝手知ったる周りが見え始め...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...十一時前にコプリは勝手知ったるアブサラム商会の会長と密議をしていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...彼は勝手知った船室のなかにどんどんはいって了(しま)った...
本庄陸男 「石狩川」
...勝手知った庭口から入った...
山本周五郎 「お美津簪」
...いかにも勝手知ったというふうに一方へ曲る...
山本周五郎 「季節のない街」
...そうして取り次の者も待たずに勝手知った奥の方へズンズン這入って行きますと...
夢野久作 「白髪小僧」
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