...とても勝味がありません」と...
海野十三 「火星兵団」
...勝負事なら勝味(かちみ)が付くだろうし...
寺田寅彦 「千人針」
...勝味は畠中氏の方に多いように見えるのであって...
戸坂潤 「読書法」
...今度は殆ど井伏君の勝味もなく...
外村繁 「将棋の話」
...いつも勝味(かちみ)がなかった...
中里介山 「大菩薩峠」
...認めることが早かった勝味はありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...武田信玄に十に九ツまで勝味のなかった人であることを知っている甲州人は...
中里介山 「大菩薩峠」
...あるいは俺たちに勝味がないかもわからない...
中村地平 「霧の蕃社」
...米英と戦って勝味のないことを...
中谷宇吉郎 「島津斉彬公」
...演奏も録音もハイフェッツの方に充分の勝味(かちみ)のあることは言うまでもない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...勝味はないと見こみ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...全然勝味(かちみ)がなかった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...悪党! 自分の方に勝味がないものだから...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...Possession is nine points of the law.(イギリス)占有には九分の勝味あり...
穂積陳重 「法窓夜話」
...疑(うたが)うまでもない勝味(かちみ)のあるものと信(しん)じているのだ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...松平軍に勝味があるか...
吉川英治 「新書太閤記」
...七人のうち、六名までが、(勝味なし)と、味方の前進を危ぶんだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉と戦って勝味(かちみ)のない理由を...
吉川英治 「新書太閤記」
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