...これに打ち勝つことのできる民が...
内村鑑三 「デンマルク国の話」
...戦争に勝つこと以外のことを考えてはならないと...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...競争に勝つた方が...
丘浅次郎 「自然の復讐」
...追加一句・勝つてまぶしく空へ呼吸してゐる・誰も来てはくれないほほけたんぽぽ・爆音はとほくかすんで飛行機・ふるさとの学校のからたちの花・ここに舫うておしめを干して初夏の風・晴れて帆柱の小さな鯉のぼり・暮れてなほ何かたたく音が...
種田山頭火 「其中日記」
...今は母の愛母の威光母の恩をもってしてなお死に瀕(ひん)したる一浪子の愛に勝つあたわざるを見るに及び...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...実はこの困難に打ち勝つためにこそ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...どちらも広大な――(いずれが勝つともわからない)――利己心と他愛心...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あらゆる困難に打勝つことも出来る...
豊島与志雄 「生活について」
...チームAB……の闘争において「Aが勝つ」「Bが勝つ」の相反的判断が共在して緊張的構成を形成するにしても...
中井正一 「スポーツの美的要素」
...あした勝てなければ、あさって勝つ...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...彼女は我我の絶望に打ち勝つた...
萩原朔太郎 「宿命」
...この点においては勿論どちらが勝つて居ると一概にいふ事は出来ぬ...
正岡子規 「病牀六尺」
...勝つためにはどんな手段を用いても咎められるわけはないと考える...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...勝つと確信をもったわけである」と...
吉川英治 「三国志」
...そしてなお云うには、「幸いに、勝つことを得、身も無事に還ってきたが、これはまったく奇蹟か天佑というほかはない...
吉川英治 「三国志」
...あと一押しが勝つか負けるかです...
吉川英治 「日本名婦伝」
...勝つも負くるも時の運...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...相手の議論に勝つことが主眼で...
笠信太郎 「デモクラシーのいろいろ」
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