...我等の務め……世界に冠たる...
丹沢明 「工女の歌」
...その当面の問題に聯関した先人の研究を引用し批評するのは当然の務めである事は申すまでもない...
寺田寅彦 「科学上の骨董趣味と温故知新」
...またあしたおいで」と言われると一日の務めがともかくもすんだような気がして大急ぎで帰って来た...
寺田寅彦 「花物語」
...出来得るだけ親切に世話してやりたいと務めて居ります...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...つねに書面をもってこれを調停せんことを務めたり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...この人に対するちょっとした看護婦めいた務めが……...
豊島与志雄 「山上湖」
...自分一身の利害と世間的な務めとを気にしていて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いずれも非我の世界における(冒頭に説明したごとく我も非我と見傚(みな)す事ができますが)ある関係を明かにする用を務めております...
夏目漱石 「創作家の態度」
...叔母さんの務め先に電話を掛けてやるから...
林芙美子 「泣虫小僧」
...各宗が順番で当番を務めることになつてゐる...
北條民雄 「続癩院記録」
...後に南洋貿易の商会へ務め追々と畜財を成したといふことである...
牧野信一 「茜蜻蛉」
...この世にあつた頃は飛行国の民主党の一等書記官の役を二十年も務め終せたといふ私の案内役になつた一亡霊がそつと私の耳に囁いたところに依るとあの二人の若者は後世のソフイストの先駆者であるといふことだつた...
牧野信一 「くもり日つゞき」
...造船所にも務めた...
牧野信一 「文學的自叙傳」
...それが跡を務めてゐるのである...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...職長を務めております」桝本はおとなしく答えた...
森下雨村 「五階の窓」
...三かくて器の務めは休みなき仕事である...
柳宗悦 「民藝四十年」
...また務めをも果しておらぬ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...一行の世話係をひきうけて大いに務めてくださる...
吉川英治 「随筆 新平家」
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