...しかしてそのために隕石の質量一グラム毎に約四五〇〇万カロリーだけずつのエネルギーを太陽に貢献する勘定である...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...彼女なら自分の管理しているどの勘定ででも自分の気のつかない間違いを滅多にやることはあるまいと誰でもが予言出来そうな...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...博士及第者の数は二倍になるのは明白な勘定であろう...
寺田寅彦 「学位について」
...これを極端までもって行くとカリカチュアが一番正確な肖像画になる勘定である...
寺田寅彦 「観点と距離」
...この「おもしろいな」が数千年の間にわれらの祖先が受けて来た試練の総勘定であるかもしれない...
寺田寅彦 「時事雑感」
...中央公論)六 干支の効用去年が「甲戌(きのえいぬ)」すなわち「木(き)の兄(え)の犬(いぬ)の年」であったからことしは「乙亥(きのとい)」で「木(き)の弟(と)の猪(い)の年」になる勘定である...
寺田寅彦 「自由画稿」
...二十年に一回として五十回となる勘定である...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...冬はまさにその反対に屋内の湿気は外へ根こそぎ絞り取られる勘定である...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...それでもまだやはり朝東京を出て夕方熱海へ着く勘定であったように思う...
寺田寅彦 「箱根熱海バス紀行」
...ところで、勘定ですが、金貨ですから、おつりを下さい」「はい、承知しました」「さあ、金貨を出せよ」と一人の盲人がいひました...
豊島与志雄 「エミリアンの旅」
...一番汽車へ乗れば晩の六時頃上野へ着く勘定ですが日本一の不規律鉄道...
村井弦斎 「食道楽」
...時間通りに来れば六時に汽車が着く勘定ですから僕はソロソロ上野の停車場(すてーしょん)まで出迎いに行って参ります...
村井弦斎 「食道楽」
...しかし中為切があるいはすなわち総勘定であるかも知れない...
森鴎外 「なかじきり」
...」「學資を少し出して貰つたの、澤山出して貰つたのと、そんな勘定で、親の恩に輕重を附けることは出來ない...
森鴎外 「半日」
...ではこれがお勘定ですと云って...
山本周五郎 「七日七夜」
...これは平均の勘定で...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...その蔵元屋の別土蔵の二階の金勘定が真実の金勘定でない...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...損得勘定で、五百の生命を見ごろしに敵の中へ捨てた...
吉川英治 「三国志」
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