...何も平吉が損得の勘定ずくで嘘をついていると云う訳では毛頭(もうとう)ない...
芥川龍之介 「ひょっとこ」
...学問だって俺ゃ勘定ずくでしているんだ...
有島武郎 「星座」
...あれも勘定ずくでやっている仕事なんだ...
有島武郎 「星座」
...いまに御利益(ごりやく)が顕(あら)われるから見てろ」「じゃここに来て油を売るのも勘定ずくなのか」「ばかあいえ...
有島武郎 「星座」
...つまり一から十まで会社側の御都合主義による勘定ずくの話であって...
伊丹万作 「映画界手近の問題」
...元手と利益を勘定ずくにしてやる商売ではなく隠居の道楽に...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...職業的勘定ずくめの学問をすると...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...あの女の心はいつでも勘定ずくで冷たくなっている――三十五になる意気地のない伊勢屋の治三郎のところへ嫁(ゆ)く気になったのはそのためさ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...勘定ずくの差引にて...
福沢諭吉 「中津留別の書」
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