例文・使い方一覧でみる「勘」の意味

...一セントを十分の何々にした所まで勘定するとのことで... 一セントを十分の何々にした所まで勘定するとのことでの読み方
エドワード・シルヴェスター・モース　Edward Sylvester Morse 石川欣一訳「日本その日その日」

...send in a bill（勘定書を送る）の意味となるのである... send in a billの意味となるのであるの読み方
高田力「ベーシック英語」

...その勘定は誰が払った... その勘定は誰が払ったの読み方
太宰治「惜別」

...とても勘定しきれしめエん... とても勘定しきれしめエんの読み方
谷崎潤一郎「卍（まんじ）」

...卯平（うへい）が薄闇（うすぐら）い庭（には）の霜（しも）に下駄（げた）の趾（あと）をつけて出（で）てから間（ま）もなく勘次（かんじ）は褥（しとね）を蹴（け）つて竈（かまど）に火（ひ）を點（つけ）た... 卯平が薄闇い庭の霜に下駄の趾をつけて出てから間もなく勘次は褥を蹴つて竈に火を點たの読み方
長塚節「土」

...そうするとこっちでその帳面を見て勘定日に差し引いて給金を渡すようにする...
夏目漱石「坑夫」

...綺麗に勘定をした上... 綺麗に勘定をした上の読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...勘弁してくんな」平次は微笑をさえ浮かべて... 勘弁してくんな」平次は微笑をさえ浮かべての読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...お浜のことを主人の勘兵衛に頼んで帰りました... お浜のことを主人の勘兵衛に頼んで帰りましたの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...これに勘弁の力を附与し... これに勘弁の力を附与しの読み方
福沢諭吉「経世の学、また講究すべし」

...尤も面倒だつたから勘平のローマンスは省いて... 尤も面倒だつたから勘平のローマンスは省いての読み方
牧野信一「舞踏会余話」

...御使番、御小人目付、御作事奉行、御勘定方、御顔役、御右筆、その他諸勢、甲冑に身をしめて小手臑当（すねあて）、陣羽織、野山を埋め、えいえいどっと押出せば、勇ましかりける次第なり...
三好十郎「斬られの仙太」

...松野右京の家隷田原勘兵衛が介錯した... 松野右京の家隷田原勘兵衛が介錯したの読み方
森鴎外「阿部一族」

...勘弁してくれ」「そうじゃないの... 勘弁してくれ」「そうじゃないのの読み方
山本周五郎「ゆうれい貸屋」

...「さア、勘定... 「さア、勘定の読み方
横光利一「旅愁」

...あの切支丹屋敷の近くなんですか」釘勘はかつて見た... あの切支丹屋敷の近くなんですか」釘勘はかつて見たの読み方
吉川英治「江戸三国志」

...勘兵衛は、長門の喉（のど）を、拇指（おやゆび）で圧してから、機を計って、突っ放した... 勘兵衛は、長門の喉を、拇指で圧してから、機を計って、突っ放したの読み方
吉川英治「新書太閤記」