...このような感動的な一瞬にものを頼まれたらためらっているわけにはいかなかった...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...ほとんど考えることのないほど行動的な...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「古書の呪い」
...その静的な一画面から次の画面への推移のリズムによって始めてそこに動的な効果を生じる...
寺田寅彦 「映画芸術」
...比較的浮動的な、情緒的に自由な、その意味に於て観念的――イデオロギー的――な、例の国家とか民族とかいう根本概念が、そもそもファシズムの理論(?)の動力なのだから、そうしたイデオロギー的・観念的・な動力が最初に連動すべき最も手近かな事物は、元来経済関係に較べてイデオロギー的地位に位する処の政治形態であることは、至極自然ではないだろうか...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...論争そのものが反動的な役割を有つことになることは明らかだろう...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...文献学的水準(特に反動的な役割を持つ夫が便利であろう)を高めよう...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...反動的な復古現象の特徴をなしている...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...そこで一種他動的な普通選挙的通念を通じて...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...自動的な活動写真機を買いこんで...
中村地平 「南方郵信」
...それが反動的な国粋主義として帰結した...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...彼等の以前の交際に於て一方の受動的な性質が他方の能動的な精力に始終(しよつちゆう)左右されてゐたことは明らかであつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...朴訥(ぼくとつ)な人で?――その人の善良さといふものが徳に對して勇敢であるといふよりは寧ろ惡を爲(し)ないといふ方にあると云ふやうな人?」「あの人は飽きることが無い程活動的なのですの...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...あのお嬢様はどちらかと言えば衝動的なひとで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...受動的で同時に他動的な美徳の総和だと思われたのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...この知的にして能動的な力は外部に現われ...
三木清 「哲学入門」
...同時に受動的なものである...
三木清 「哲学入門」
...活動的な方面は抽象的に唯物論との對立においてむしろ觀念論(このものはもちろん現實的な感性的な活動そのものを知らないのであるが)によつて展開された...
三木清 「認識論」
...アブデェンコの「私は愛す」という小説はデーツキー・ドウムの生活の人間らしさを描いて感動的なものでしたが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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