...衝動的なわがままや下司の勘ぐりからなる軽はずみな発言をついしそうになる舌も押さえつける...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...やはりあのコーヒーを飲んで思ったことは、衝動的なものか、あるいは正常人に戻りたくない気持からだったのか...
梅崎春生 「幻化」
...お前が強いて進取的なものよりもすぐれたりとする受動的な堅忍も欲しない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...能動的なはたらきをするのである...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...しかもこの能動的な能力は實に私自身のうちに存することができない...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...これは純粋に主動的な方法である...
寺田寅彦 「柿の種」
...それは単なる部分ではなくて動的な・実践的な・弁証法的な対立した部分である...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...比較的浮動的な、情緒的に自由な、その意味に於て観念的――イデオロギー的――な、例の国家とか民族とかいう根本概念が、そもそもファシズムの理論(?)の動力なのだから、そうしたイデオロギー的・観念的・な動力が最初に連動すべき最も手近かな事物は、元来経済関係に較べてイデオロギー的地位に位する処の政治形態であることは、至極自然ではないだろうか...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...従来直接に与えられた受動的な観念活動という意味を普通の場合持っている...
戸坂潤 「思想としての文学」
...反動的な復古現象はいつも...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...受動的な政治的自由主義を指すことが往々だからである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...不断の反動的な感情――それによって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...動的な良さを持つた女は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ニコラスは大玄関のテラスから近衛師団の将兵に感動的な告別の辞を述べ...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...あのお嬢様はどちらかと言えば衝動的なひとで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...同時に受動的なものである...
三木清 「哲学入門」
...眼や口なぞのように動的な表現力は全然持っていない...
夢野久作 「鼻の表現」
...五重塔の動的な美しさであった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
便利!手書き漢字入力検索