...多くもあらぬ動産不動産は追い/\人手に渡って...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...わが国で年々火災のために灰と煙になってしまう動産不動産の価格は実に二億円を超過している...
寺田寅彦 「函館の大火について」
...動産不動産を合せて...
徳田秋声 「あらくれ」
...この倉持の動産不動産の大きな財産にも見通しがつき...
徳田秋声 「縮図」
...第六 かりに若(も)し小生に多少の動産不動産があったとしてその場合は半額を余の親族のもので縁の順序によって分つがよろしい...
中里介山 「生前身後の事」
...全満州における外国人の遺留した動産不動産を...
蜷川新 「私の歩んだ道」
...国府金弥老人の財産は――動産不動産全部を挙げて...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...株の他に小作人や山林も地方としては相当多い動産不動産の実状だったから...
横光利一 「旅愁」
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