...動じるな、わが心、して運命がおのれの味方だと悟れ...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...だがなか/\そんなことで動じるやうな婆さんぢやなくほゝゝゝゝといきなり甲高い声をあげて...
高田保 「貸家を探す話」
...ほかの手段ではどうしても動じることのないKを追い払うために助けを呼ぶなどということは...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...もっとも彼の方は動じる風もなかった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...「私にはあんたの考えがよく分かっているよ」この男は動じることもなく冷静さを保って彼に言った...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...畏れ動じることもなく並々ならぬあの振る舞い...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...相手はいっこう動じるふうもなかった...
森下雨村 「五階の窓」
...ものに動じる様子がない...
柳宗悦 「赤絵鉢」
...それらの批評に動じる事はなかったが...
柳宗悦 「民藝四十年」
...文士の亭主はどういうものか妻の不貞に関して少しも動じる色がなかった...
横光利一 「旅愁」
...動じるさまもなくうしろへ身を捻って...
吉川英治 「江戸三国志」
...四張飛は動じる態もなかった...
吉川英治 「三国志」
...すこしも周囲の威圧に動じるふうも見えなかった...
吉川英治 「三国志」
...それに動じる後醍醐ではなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...いまは動じることのない丹女(たんじょ)であった...
吉川英治 「日本名婦伝」
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