...夜になるとムクムクと動き出すのではないかと疑われた...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...停まっていた流れが再びぐるぐると動き出す...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...暫くすると又動き出すのだつた...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...車掌に聞いてもいつ動き出すか分らないという...
寺田寅彦 「震災日記より」
...やつらが動き出すはずだと...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...動き出すと同時に...
直木三十五 「南国太平記」
...たびたびこの釣鐘が山門の外まで動き出すので...
中里介山 「大菩薩峠」
...親分が乘り出しさへすれば」錢形平次が動き出すと聞いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの女はそろ/\動き出すといふから厄介でせう」「お妾のお鈴が逢引してる男は?」「それは教へてくれませんよ」「俺にはよくわかつて居るが」「へエ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの男が動き出すと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...動き出すとすぐ、アド三服み、カーテン締めて横になる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...――あの貨車はいつ動き出すのだろう...
「赤い貨車」
...馬車、動き出す...
三好十郎 「おスミの持参金」
...そして本屋の主人に對して濟まないと思ふ心が今迄よりも一層強く動き出すと自分も世の中を汚してゐる多くの汚い心の者と同じやうに汚いのを知つて彼は憂鬱になつて來た...
横光利一 「悲しみの代價」
...頭が再び自由に動き出すのを感じ始めた...
横光利一 「上海」
...やはり彼の動き出す言葉を待つのだった...
横光利一 「旅愁」
...細い曲つた梯子段に足を掛けるや否や動き出すので...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...彼方の納屋で合図があったら一度に動き出す手配をして...
吉川英治 「江戸三国志」
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