...それこそ腕(うで)も動かせないくらい...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「のろまのハンス」
...寢床に横になったまま手もろくに動かせない始末だった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...何故ならば一度配列したら容易に動かせない本とカードの構造は...
中井正一 「図書館協会六十周年に寄せて」
...ここは動かせないのですよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...搦手(からめて)からジリジリと待遇をもって自分を動かせないようにして手許へ引きつけて置きたいとの了見がよくわかっている...
中里介山 「大菩薩峠」
...強い動かせないやうな一種の力が籠つてゐたやうに見える...
長塚節 「知己の第一人」
...平均としては十分牽き得る程度の荷重でも動かせないことになる...
中谷宇吉郎 「雪」
...とても容易な事では動かせないという感じを私に与えたのです...
夏目漱石 「こころ」
...千古の鉄案として動かせないのであるが...
宮原晃一郎 「愛人と厭人」
...赤白のアーチとの間に動かせない距離を認めているような表情で...
「朝の風」
...体さえ自分で動かせないとき...
宮本百合子 「生きるための協力者」
...これは動かせない事実である...
宮本百合子 「女の手帖」
...「――そうなるともう動かせない...
山本周五郎 「さぶ」
...左の半身が殆んど動かせないし...
山本周五郎 「柳橋物語」
...動かせない病人ですから...
吉川英治 「三国志」
...千五百から二千の兵しか動かせないことが分っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...軽々しく動かせない原因だった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それらはもうこれ以上に寸分(すんぶん)も動かせない...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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