...勇気のある少年でしたから...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...なかなか勇気のあるぼうやだね...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...女の「不貞腐(ふてくされ)」をさへ辛抱(がまん)する勇気のある男が...
薄田泣菫 「茶話」
...何物も純真で勇気のある人間を低俗な悲哀に強いて引き入れる権利はもちえない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...勇気のある態度じゃないのかね...
太宰治 「乞食学生」
...現在の職業をいつでも投出すだけの勇気のある人こそ...
豊島与志雄 「道化役」
...「勇気のある者はいないか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...小野さんは先方の感情を害せぬ限りは留守を使う勇気のある男である...
夏目漱石 「虞美人草」
...辞職をする勇気のあるようなものなら最初から教師などをして生徒の御守(おも)りは勤めないはずである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...面とむかってそれを口にする勇気のあるものは一人もいない...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...勇気のある魂がいつの間にかつぎつぎに妥協させられ腐らされて行くうちに...
久生十蘭 「魔都」
...いつも勇気のあるものです...
ペロー Perrault 楠山正雄訳 「眠る森のお姫さま」
...あなたの父上は勇気のある方でした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...さすがに勇気のある姫もちよつと躊躇(ちうちよ)しました...
宮原晃一郎 「ラマ塔の秘密」
...しかし私は大変おばちゃん根性をもっていてむっちりしていて、而も勇気のある、リズムのある少年太郎を大いに待望しているのだが、どうも...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...万太郎へ苦言をするほど勇気のあるものはあるまい...
吉川英治 「江戸三国志」
...奔馬のまえに屈みこむ美人を轢(ひ)き殺してゆくほど勇気のある馭者はかつてなかった...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...実に勇気のある仕業だ...
和辻哲郎 「鎖国」
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