...自分たちの胆力を試してみようという勇気のある人たちもあらわれて来た...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...なかなか勇気のある子どもでしたから...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...勇気のある人でしたから...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...七たび転んでなお起き返ろうとするほどの勇気のあるものでなければ大事を為すに足らない...
大隈重信 「青年の天下」
...女の「不貞腐(ふてくされ)」をさへ辛抱(がまん)する勇気のある男が...
薄田泣菫 「茶話」
...何物も純真で勇気のある人間を低俗な悲哀に強いて引き入れる権利はもちえない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...「勇気のある者はいないか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...明るい心とは、勇気のあること、苦しさに負けぬこと――よいか」と、云った時、南玉が、ことこと戻って来た...
直木三十五 「南国太平記」
...二十歳を越したばかりの・粗野(そや)ではあるが勇気のある真面目(まじめ)な青年である...
中島敦 「李陵」
...小野さんは先方の感情を害せぬ限りは留守を使う勇気のある男である...
夏目漱石 「虞美人草」
...たぐい稀れな勇気のある方が...
久生十蘭 「泡沫の記」
...一同はかたみにオズオズと顔を見合わすばかり思い切って受話器をとりあげる勇気のあるものもない...
久生十蘭 「魔都」
...「そんな勇気のある裁判官は無いからなあ...
平出修 「逆徒」
...あなたの父上は勇気のある方でした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...素面(しらふ)で船にのれるだけ勇気のあるものは少いそうですから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...けれども勇気のあるアドは...
村山籌子 「プリンス・アド」
...万太郎へ苦言をするほど勇気のあるものはあるまい...
吉川英治 「江戸三国志」
...なかなか若い女を見てからかうような勇気のある子はいない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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