...彼には「家」のために「主」を捨てる勇気がある...
芥川龍之介 「忠義」
...勇気があるかね」と...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...きみはなかなか勇気がある...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...ハイドは処刑台上で死ぬだろうか? それとも最後の瞬間になって逃れるだけの勇気があるだろうか? それは神さまだけがご存じである...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...「虚子に果して頂上まで登る勇気があるかどうか...
高浜虚子 「富士登山」
...いざとなれば火の中へでも飛び込む勇気がある...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あたしを乗せる勇気がある?―――来たての時分にはよくそんなことをやったじゃないの...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...勇気があるならやってみないか? そのくらいなことは構やしないよ」「何で開けますの?」「錐(きり)でもよいし...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...病気でもかまわず戦線へ立つ勇気があるかといえば...
徳田秋声 「縮図」
...君にそれだけの勇気があるか...
豊島与志雄 「過渡人」
...それを構わず喰うのを勇気があると称して...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...俺には勇気がある筈だ...
中島敦 「光と風と夢」
...だから何事でも思った通りを無遠慮に言ってのける勇気があるのは...
中村地平 「南方郵信」
...要もない課目を打ちのめさねばやまぬていの勇気があるから迷惑なのである...
夏目漱石 「作物の批評」
...「日本人(ジャポネ)ってのは野蛮で勇気がある...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...筆のうえじゃ君は勇気があるて...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...食えない覚悟を文学のために持つだけのほんとうの勇気があるならば...
山之口貘 「つまり詩は亡びる」
...改めて我れに立ちむかう勇気があるか」と...
吉川英治 「三国志」
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