...制し難き雄心に勇む風の神を生みぬ...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...まきぞえにならないように」孔生は義に勇む男であった...
田中貢太郎 「嬌娜」
...牧人あすの晴思ひ欣然として勇むごと...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...さはれいかほど勇むともわが陣營と船のそば彼...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...汝らいかに勇むとも遂に戰場追はるべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...助くることのなかりせば斯く先頭に勇むまじ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...よしいかばかり勇むとも彼は心にアカイアの軍を破るを憚らむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...かなたに勇むヘクトール...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...されども勇むヘクトール...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...されども勇む若人が槍を飛ばして當つる時...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...馬は嘶き人勇む三軍の師を隨へて中原北に上りけり...
土井晩翠 「天地有情」
...その喜び勇む色に掛引があろうとも思われません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さすがは義に勇む平次殿...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...流石(さすが)は義に勇む平次殿...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ああ、家(うち)は彼下(あのした)だ……と思う時、始めて故郷を離れることの心細さが身に染(し)みて、悄然(しょんぼり)としたが、悄然(しょんぼり)とする側(そば)から、妙に又気が勇む...
二葉亭四迷 「平凡」
...すべては社長の帰朝を待って――! と勇む...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...(凡ての女の子供が喜び勇むときの抱擁のやうに)そして言つた...
室生犀星 「愛の詩集」
...趙雲が、よろこび勇むと、孔明はたしなめて、「ただし、一箇の功名は、きっと慎み、ただ詐(いつわ)り負けて逃げてこられよ...
吉川英治 「三国志」
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