...×の駆逐艦に見つかる 八門の大砲にねらわれての大離れわざ勇(いさ)みに勇む第十三潜水戦隊は...
海野十三 「太平洋雷撃戦隊」
...再び十和田湖畔に至り、ひとり靜に中秋の月を賞せむとて、心勇む...
大町桂月 「十和田湖」
...喜び勇む無邪氣なる者の樣(さま)を見て呵々と打笑ふ樣...
高山樗牛 「瀧口入道」
...勇む双馬は衆星の 45羅(つらな)る天と地の間飛ぶが如くに馳けり行く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...牧人あすの晴思ひ欣然として勇むごと...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...よしいかばかり勇むとも彼は心にアカイアの軍を破るを憚らむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...かなたに勇むヘクトール...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その時勇むヘクトール他の敵勢に目をかけず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...先驅に勇むポデースを...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...されども勇む若人が槍を飛ばして當つる時...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...いつも心は勇むけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...滅多に人を縛らないという義に勇む親分にお願いして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次の喜び勇む顔を見ております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次の喜び勇む顏を見て居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もう大丈夫」喜び勇む平次の眼の前に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...闇の中で独りでに心の勇むのを感じた...
平出修 「夜烏」
...ああ、家(うち)は彼下(あのした)だ……と思う時、始めて故郷を離れることの心細さが身に染(し)みて、悄然(しょんぼり)としたが、悄然(しょんぼり)とする側(そば)から、妙に又気が勇む...
二葉亭四迷 「平凡」
...十円やったので皆勇む...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
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