...制し難き雄心に勇む風の神を生みぬ...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...故国の運命を担(にな)うて勇む胡天(こてん)の君が意気...
石川啄木 「詩」
...早熱早冷の大に誡(いま)しむべきは寧(むし)ろ戦呼に勇む今の時に非ずして...
石川啄木 「渋民村より」
...×の駆逐艦に見つかる 八門の大砲にねらわれての大離れわざ勇(いさ)みに勇む第十三潜水戦隊は...
海野十三 「太平洋雷撃戦隊」
...喜び勇む無邪氣なる者の樣(さま)を見て呵々と打笑ふ樣...
高山樗牛 「瀧口入道」
...下の双脚また上の兩腕ひとしく皆勇む...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...汝らいかに勇むとも遂に戰場追はるべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その時勇むアイアース...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...勇む敵將を射りて生命奪ひ得ば...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...かなたに勇むヘクトール...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...先驅に勇むポデースを...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...されども勇む若人が槍を飛ばして當つる時...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...お雪ちゃんはなんとなく心の勇むのを覚えました...
中里介山 「大菩薩峠」
...もう大丈夫」喜び勇む平次の眼の前に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八」「だって親分」いつもは猟犬のように勇む八五郎が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...西部劇に出てくる義に勇むカウ・ボーイといったすごい顔をしている...
久生十蘭 「だいこん」
...ああ、家(うち)は彼下(あのした)だ……と思う時、始めて故郷を離れることの心細さが身に染(し)みて、悄然(しょんぼり)としたが、悄然(しょんぼり)とする側(そば)から、妙に又気が勇む...
二葉亭四迷 「平凡」
...すべては社長の帰朝を待って――! と勇む...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
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