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饗庭篁村 「木曾道中記」
...だからお前は誠実を見出(みいだ)したところに勇み立つがいい...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...かつ思えらく古昔(いにしえ)の英雄或は勇み或は感謝しつつ世を去れり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...僕の本当の父や母の居所を白状させないではおかぬ」道雄は俄かに勇み立った...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...385暗夜到りて衆軍の勇み抑ゆること無くば...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...」私は答へながら勇みたつてゐた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...コゼットは喜び勇み笑み得意げに嬉々(きき)としてジャン・ヴァルジャンの腕を執った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...勇み喜ぶのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...駒井の心を勇み立たせました...
中里介山 「大菩薩峠」
...青年は知己を得たりというような勇みをなして...
中里介山 「大菩薩峠」
...納得しながら勇み立つ...
中里介山 「大菩薩峠」
...「コン吉、さ、あんたも皆出したまえ」コン吉は、「おいきた」と、勇み立って、あちらこちらの衣嚢(かくし)から、五十法紙幣(さつ)一枚、十法二枚、二法真鍮貨二つ、と、探し出しそれから日本の郵便切手を三枚景物に添えて机の上へ並べた...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...なかなかに勇み立たれければ...
福田英子 「妾の半生涯」
...かつて米国遊学中の同窓の友なれば重ね重ね便宜ありと勇みすすみて...
福田英子 「妾の半生涯」
...吃驚りさせてやりたいものだ――なんて大いに勇み立つて...
牧野信一 「祝福された星の歌」
...手筈をきめましょう」重兵衛は独りで勇み立った...
山本周五郎 「山彦乙女」
...占めたというので気狂(きちが)いのように勇み立った藻取と宇潮の音頭取りで...
夢野久作 「白髪小僧」
...必ず黄忠を擒にして見せよう」と勇み励ました...
吉川英治 「三国志」
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