...父はそれらに勇みを付けて笑いを作りて居られたれど...
饗庭篁村 「良夜」
...清八は得たりと勇みをなしつつ...
芥川龍之介 「三右衛門の罪」
...いふに黄金丸も勇み立ち...
巌谷小波 「こがね丸」
...乗ずべきは此時なりと勇みぬ...
大町桂月 「秋の筑波山」
...心に勇みがついて...
近松秋江 「狂乱」
... 230駿馬を御するアカイオイ勇みはやるを望む時...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...大地と星の空のあひ勇みて遠く驅け出す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...かくして神女豪勇のヂオメーデースの傍に勇み戰車に乘りたてば...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...其數は敵に劣るも奮然と勇み戰鬪こゝろざす...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...勇み喜ぶのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...子分たちは勇みをなして喜び...
中里介山 「大菩薩峠」
...勇みをなした有様が...
中里介山 「大菩薩峠」
...歩調までが勇み足になった上に...
中里介山 「大菩薩峠」
...狭斜の巷に意気と張りとで生きて行く女性(婦系図のお蔦等・通夜物語の丁山・その他)純情の少女(婦系図のお妙・三枚続のお夏以下)勇み肌の兄哥(三枚続の愛吉)等のつくり出す情調と――この二つが...
中島敦 「鏡花氏の文章」
...倶利迦羅紋々(くりからもんもん)の素肌を自慢の勇みの間に交り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...なかなかに勇み立たれければ...
福田英子 「妾の半生涯」
...今や出帆の準備で勇みたつてゐる小舟が...
牧野信一 「円卓子での話」
...勇み立ってでかけた...
山本周五郎 「菊千代抄」
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