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饗庭篁村 「木曾道中記」
...父はそれらに勇みを付けて笑いを作りて居られたれど...
饗庭篁村 「良夜」
...決戦……と葉子はその勇み立つ心の底で叫んだ...
有島武郎 「或る女」
...勇み勇んで机に向ひ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...いふに黄金丸も勇み立ち...
巌谷小波 「こがね丸」
...いよいよ勇みたったのです...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...世を恨み義に勇みし源三位(げんざんみ)...
高山樗牛 「瀧口入道」
...私の心は俄(にわ)かに浮き浮きと勇み立ち...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...明日は國に歸れると言ふので勇み勇んで嶮しい高い山路を登つた...
田山花袋 「歸國」
...衆忽然と勇み立ち感じぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...勇みて跡を追ひ進み...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼の江戸の法庭に――刑場に赴くや、新郎の新婦の筵(えん)に赴くほどにゆかざるも、猛夫の戦場に出るが如く、勇みたりしなり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...勇みをなして飛んで来る...
中里介山 「大菩薩峠」
...平和に向っての希望ある勇み方で...
中里介山 「大菩薩峠」
...われもわれもと勇み立つた...
牧野信一 「鬼涙村」
...后まず懐(ふところ)より兎を出しその動作を見て必勝と卜(うらな)い定め臣下皆そのつもりで勇み立ちてたちまちローマ方七万人を鏖殺(おうさつ)したがついに兵敗れて後は自ら毒を仰いで死んだ...
南方熊楠 「十二支考」
...今ぞとおもう心の勇み立ちて...
森鴎外 「舞姫」
...躯じゅうが勇みたちますね...
山本周五郎 「雨あがる」
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