...五正義と善とに身をさゝげ欲をば捨てて一すぢに行くべき路を勇ましく真心のまゝに進みなばアー 是れ 是れ 是れ是れこそ楽しき極みなれ...
有島武郎 「遠友夜学校校歌」
...」と勇ましく起直って...
泉鏡花 「婦系図」
...小十は勇ましく崖を登って木をきりだした...
板倉勝宣 「春の上河内へ」
...あみを引けーッ」二等運転士が勇ましく号令した...
海野十三 「海底大陸」
...死の一歩前まで勇ましくたたかうのだぞと...
海野十三 「火星兵団」
...――たとえば墨汁(ぼくじゅう)をたっぷりつけた大きな筆で勇ましく書いた肉太の「女」というような字を思わせる...
高見順 「如何なる星の下に」
...そうしてこの男も「創造しつつ痛ましく勇ましく没落して行くにちがいない...
太宰治 「もの思う葦」
...その時おそく「お帰りい」の呼び声勇ましく二挺(ちょう)の車がらがらと門に入りぬ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...勇ましく言いさからって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...勇ましくはないまでも...
中原中也 「山間秘話」
...勇ましく馳(か)けて来た二梃(ちょう)の人力(じんりき)がまた追い越すのかと思ったら...
夏目漱石 「野分」
...たちどころにこれを切り捨てたほうが勇ましくも思われたであろう...
新渡戸稲造 「自警録」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...勇ましく掛け声かけながら...
久生十蘭 「キャラコさん」
...勇ましく飛びこんで...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...海の話となると得意のあまり夢中になつて「船歌(ナンシー・リー)」を相の手にして身振り勇ましく追憶談を繰り返すのが好きだつた...
牧野信一 「雪景色」
...しんぼう強く勇ましくやり通して下さい...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...あるひは戰爭のエチケツトといふか、勇ましくとか、花々しくとか或ひは奧床しくといふやうな人間の息吹がした...
吉川英治 「折々の記」
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