...勇ましい生涯と事業を後世に遺すことができる...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...――乃公はそこでいつも勇ましい自分の顔を惚(ほ)れ惚(ぼ)れと見つめるのだった...
海野十三 「不思議なる空間断層」
...勇ましい騎手のように...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...あの勇ましい鯉幟(のぼり)が...
高神覚昇 「般若心経講義」
...トオゴーの勇ましい名が...
田山花袋 「田舎教師」
...からだ全体で拍子をとるようにして小枝をゆさぶりながらせっせと働いているところは見るも勇ましい健気(けなげ)なものであった...
寺田寅彦 「蜂が団子をこしらえる話」
...クリストフの気に入った勇ましい眼つきと意志の強そうな頤(あご)とを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...純潔でまた勇ましい娘だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...勇ましい願望をいだいていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...知力と勇ましい熱情とに燃えたち...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「かねてお勇ましい御名前はよくうけたまわっております...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...私は酔うと鼻血の出るような勇ましい気になる...
林芙美子 「新版 放浪記」
...丸首シャツとスラックスの勇ましい姿になって...
久生十蘭 「あなたも私も」
...彼等の勇ましい声を聞いて程好く妄想から救はれた...
牧野信一 「毒気」
...勇ましい軍歌の合唱が...
正岡容 「寄席」
...勇ましいところを見せようと思ったか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そんな絵や字は、私が大きくなりまして後(のち)も、煤(すす)けたままお茶の間の四方に並んでおりましたので、楠正成の討死とか、白虎隊の少年の切腹とか、上野の彰義隊の戦争とか、日本武尊(やまとたけるのみこと)が熊襲(くまそ)を退治していられるところとかいうような、勇ましい中にも、むごたらしいような石版絵が、西郷様の肖像とか高山彦九郎の書いた忠の字とかいうものと一緒に並んでいるのでしたが、そんな絵や字を見まわしておりますと、お父様は私を、まだ生れないうちから男の児(こ)ときめておいでになったらしいことが、よくわかるので御座いました...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...勇ましい名前である...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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