...その時に私は勇ましい...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...其勇ましい唸(うめ)きの声が...
石川啄木 「漂泊」
...何て勇ましい、あの人たちの働きでしょう」「日本だけではない、中国へも行って、調べてある...
海野十三 「空襲下の日本」
...縁側を歩く時にも勇ましい足音を立てないでは歩かない人と...
寺田寅彦 「子猫」
...校長はじめ一人として其美しい勇ましい臨終に感激せぬ者は無かった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...土から発する勇ましい猛獣格闘者の粗野な匂いがする...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼らの勇ましい熱誠と彼を彼らに結びつける共通の反感とを見てとったばかりだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...二人の少年の勇ましい後ろ姿を見るにつけ...
中里介山 「大菩薩峠」
...勇ましいと云う気持よりも...
夏目漱石 「それから」
...遠くで餅をつく勇ましい音が聞えている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...勇ましい出陣の踊だ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...黄金郷立派な装備で勇ましい騎士が日なたに陰に長旅のさなか歌いながら黄金郷を探しゆく...
エドガー・A・ポオ Edger A. Poe 「ポオ異界詩集」
...さうして鞍の上の兄君の勇ましい御姿を...
牧野信一 「青白き公園」
...オトコラン男子蘭(オトコラン)! 何んとも勇ましい名じゃないか...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...かーんと勇ましい音を立て叩き落された...
室生犀星 「めたん子傳」
...その日常と少しもかわらず勇ましいのを見た...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...君たちの耳をも心をも引きしめ煽(あお)り立てるあの軍楽の勇ましい調和...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...勇ましい御最期をとげられ...
吉川英治 「新書太閤記」
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