...戦争持久の原因は西洋人の精神力の薄弱に基づくもので大和魂をもってせば即戦即決が可能であるという勇ましい議論も盛んでありましたが...
石原莞爾 「最終戦争論」
...勇ましいといっても一彦はほんの少年です...
海野十三 「怪塔王」
...この勇ましい若武者のはたらきをすぐさま本隊あてに...
海野十三 「怪塔王」
...勇ましい言葉に引きかえて...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...そのような勇ましい画面が出ると...
太宰治 「惜別」
...あのルルの打つ鎚(つち)の音(ね)の勇ましいこと」女王様とミミは涙に濡れた顔をあげて...
夢野久作 「ルルとミミ」
...欧州人はその二十六殉教者の勇ましい行ないによって...
永井隆 「この子を残して」
......
野口雨情 「朝おき雀」
...勇ましい思い出でも御座いましょう」「いや...
野村胡堂 「禁断の死針」
...なかなかお勇ましい事です...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...勇ましい中に悲しいひびきがこもる『別れの曲』が聞えて来た...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...勇ましいたてがみだ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...船長として勇ましい働きをしました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...それならというのでその勇ましい名のガリバルジ青年をロウモン街分署のモウパア警部の許へ向けてやった...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...自分はこれから剣術の稽古があるから、すぐに稽古着を着て、稽古袴(ばかま)をはいて、竹刀(しない)の先へ面小手(めんこて)を挾(はさ)んで、肩に担いで部屋を出たが,心で思ッた、この勇ましい姿、活溌(かっぱつ)といおうか雄壮といおうか、その活溌な雄壮な風と自分が稽古に精を出すのとを娘に見せてやろうと思ッた,それから武者修行に出る宮本無三四(むさし)のことを思い出しながら、姉の部屋へはいッたが、この小さな無三四は狡猾(こうかつ)にも姉に向ッて、何食わぬ貌で,「叔父さんは?」と問(たず)ねた,姉は何とか対(こた)えていたが自分はそんなことは聞きもせず、見ぬふりで娘の方をちらりと見て、それなり室を出てしまうと後から笑い声が聞えた...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...まだ二人のような勇ましい青年(わかもの)と少女(むすめ)は一人も居なかったと賞(ほ)め千切(ちぎ)りましたが...
夢野久作 「白髪小僧」
...祖父の罪をお許し下されいと申入れまして御座りまする」「……まあ……何という勇ましい……いじらしい……」と炉の前で濃茶の手前を見せていたお秀の方が...
夢野久作 「名君忠之」
...勇ましい」信長は...
吉川英治 「新書太閤記」
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