...同時にまた勇ましい空想も石鹸玉(しゃぼんだま)のように消えてしまった...
芥川龍之介 「少年」
...勇ましい気のしたのは事実である...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...勇ましいというよりもむしろ荒々しい気風にふさわしい遊戯であるからではなかろうか...
淡島寒月 「梵雲庵漫録」
...「膺(う)てや懲(こら)せや清國を」といふ勇ましい軍歌が聞えると...
石川啄木 「大硯君足下」
...北海メールと北辰新報との最終の勇ましい論戰と競爭とに及び...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...そして自分が舊(ふる)い責任と云ふ責任をすべて果し得て新たに活動し初めるその勇ましい姿のかたわらに...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...勇ましい生涯と事業を後世に遺すことができる...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...何て勇ましい、あの人たちの働きでしょう」「日本だけではない、中国へも行って、調べてある...
海野十三 「空襲下の日本」
...勇ましいことをいって...
海野十三 「時計屋敷の秘密」
...勇ましい男らしさと誤りのない精確さとがあつた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...その荷物を橇(そり)で引いて行く犬群の頼もしく勇ましい姿は何かしらわれわれの心の奥底に触れる美しさをもっている...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...西も東も南も北も勇ましい歓喜の勝鬨(かちどき)...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...かかる純潔と勇ましい詩との花がこの土地から生じたのだとは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...周囲にも自分自身にも反抗して起とうという勇ましい気持にもなった...
豊島与志雄 「反抗」
...こん畜生」「お勇ましいことで...
直木三十五 「南国太平記」
...私は勇ましい貴女の姿がうらやましくて仕方がない...
林芙美子 「新版 放浪記」
...勇ましい身構をして...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「不可説」
...勇ましい」信長は...
吉川英治 「新書太閤記」
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