...なんとも言えない勇ましい新しい力――上げ潮のように...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...雪の山の上に足をふんばって空に浮いた勇ましい将軍の姿が下ってくる...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...勇ましいなあ」と...
海野十三 「怪塔王」
...髭は鼻の下をがっちりと固めているという勇ましい有様だった...
海野十三 「不思議なる空間断層」
......
竹内浩三 「演習一」
...その荷物を橇(そり)で引いて行く犬群の頼もしく勇ましい姿は何かしらわれわれの心の奥底に触れる美しさをもっている...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...勇ましい心は公園の球投(たまな)げ...
寺田寅彦 「竜舌蘭」
...庄吉は勇ましい頭(かしら)の姿を見た...
豊島与志雄 「少年の死」
...「かねてお勇ましい御名前はよくうけたまわっております...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...なんて勇ましいんでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...遠い昔から軍事の要具とせられている勇ましい馬の鳴声は...
橋本進吉 「駒のいななき」
...勇ましい合戦の話を――この成吉思汗(ジンギスカン)は...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...専念勇ましい音頭を執りながら...
牧野信一 「貧しき日録」
...地をなめる猛火をはらつて閃くは剣戟の冷たさ……火と煙と剣の閃光とを破つて現れたのは蘭丸!勇ましい蘭丸...
牧野信一 「蘭丸の絵」
...勇ましい行為をしたからといって必ずしも勇敢な人物だとは言えない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...現在における世界一の勇ましい女と世界一の勇ましい男との間から...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その日常と少しもかわらず勇ましいのを見た...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「マア何というお勇ましいお言葉でしょう...
夢野久作 「あやかしの鼓」
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