...其勃々たる青雲の念をして満足せしむると同時に...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...二葉亭は決然袂を揮って退学した余勇がなお勃々としていた処へ...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...一度は仏国革命に投じて理想の実現を計りし英気勃々(ぼつぼつ)たる青年であった...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...初めて生を幸とするの念勃々(ぼつぼつ)たり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...口を極めて英気の勃々たるを激賞したりと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...星除名論者は如何にして其事後を善くせんとする乎土佐派の目的は是れに依りて伊藤内閣を出現せしめんとするに在らむされど伊藤侯は決して逆取の手段を断行する政治家に非ずたとひ侯の野心勃々たるを以てすと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...まさに革命的宣伝小説は勃々たる隆興の機運にせまられている...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...公方様の悪口なんぞを言やがって」一人は余憤勃々(よふんぼつぼつ)...
中里介山 「大菩薩峠」
...何か遊意勃々(ぼつぼつ)として湧くものがあって道をかえたのか...
中里介山 「大菩薩峠」
...なほ又、当時、日本の人物は西南にのみ偏在するかの如く見る者有之やうに候へ共、北東の地また決して人材に乏しきものに非ず、上述の亜欧堂の如きは一画工に過ぎずといへども、なお以て我より祖をなすの工夫あり、信淵の如きは宇内(うだい)を呑吐(どんと)するの見識あり、小生偶然同行の雲井なにがしの如きは、白面の一書生には候へ共、気概勃々として、上杉謙信の再来を思はしむるものあり、快心の至りと存じ居り申候...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼(かれ)は行(ゆ)く/\午前(ごぜん)に見(み)て暫(しばら)く忘(わす)れて居(ゐ)た百姓(ひやくしやう)の活動(くわつどう)を再(ふたゝ)び目前(もくぜん)に見(み)せ付(つけ)られて隱(かく)れて居(ゐ)た憤懣(ふんまん)の情(じやう)が復(ま)た勃々(むか/\)と首(くび)を擡(もた)げた...
長塚節 「土」
...何かしら勃々とした怒りが走つてゐる...
林芙美子 「就職」
...野心勃々(ぼつぼつ)たる勤勉が加わって...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...ナポレオンはその勃々(ぼつぼつ)たる傲慢(ごうまん)な虚栄のままに...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...野心勃々の氣はいが見えてゐたりしたら――あの信長の性格としても...
吉川英治 「折々の記」
...野心勃々(ぼつぼつ)たる彼が腹心のひとりである...
吉川英治 「三国志」
...朝廷にあっては常に野心勃々(ぼつぼつ)...
吉川英治 「三国志」
...勃々たるもの決して汨没(こつぼつ)せざるなり...
吉田松陰 「留魂録」
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