...私は大野伴睦老でもいいそうなセリフが今の時代でもあんがい若い人に効き目のあることを知っておかしくなった...
犬養健 「“指揮権発動”を書かざるの記」
...効き目は青い器械よりは強い代りに欠点があった...
海野十三 「空気男」
...なるほど仰るとおり効き目のいいのにはお世辞でなく驚きました...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...効き目はなかつたやうである...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...ウヰスキイの効き目も薄かつた...
徳田秋声 「のらもの」
...就職の間際に良い心掛けを説教しておくのが一等効き目があるわけだ...
戸坂潤 「社会時評」
...効き目はてきめんでげす...
中里介山 「大菩薩峠」
...一向に効き目が無い...
中島敦 「南島譚」
...その野望を断念せしめて行くには効き目は著しかつた...
長與善郎 「青銅の基督」
...上手い具合に彼は反応してるし効き目があるようだ」「彼を移動させることは出来るか?」「無理だ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...――「かくて生れつき心猛(たけ)くそのうえに飲みたる酒の効き目にていっそう力も強きエセルレッドは...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...とうとうその無意識に一様な運動は効き目がなくなってしまった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...初弾の効き目があったかどうかも確かめない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...全く効き目無しだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...でも偽メモの効き目は絶大で...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...和歌山県の方ではあまり効き目がなかったが...
柳田国男 「故郷七十年」
...――だが、親切の効き目は、こういう時じゃねえでしょうか」「もう百両出せというのか」「何しろ、盗まれちまったんで」「ない」と噛んで吐くように、「月でも変って、蔵米でも払わなければ、拙者も、一文もない」ひどく不機嫌な顔いろに、仁吉は、口をつぐんで、「へ……」と、頭を下げた...
吉川英治 「治郎吉格子」
...――貴様の勝ちは、その効き目だよ...
吉川英治 「平の将門」
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