...私は大野伴睦老でもいいそうなセリフが今の時代でもあんがい若い人に効き目のあることを知っておかしくなった...
犬養健 「“指揮権発動”を書かざるの記」
...あーらア……」だがもう呪文(じゅもん)の効き目はなかった...
海野十三 「地球盗難」
...強い睡眠剤の効き目はてきめんであった...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...あまり効きめがない...
太宰治 「富嶽百景」
...常用量の三分の一か二分の一でよく効き...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...ウヰスキイの効き目も薄かつた...
徳田秋声 「のらもの」
...就職の間際に良い心掛けを説教しておくのが一等効き目があるわけだ...
戸坂潤 「社会時評」
...少しも効き目のないのは当り前である...
戸坂潤 「社会時評」
...少々こちらの薬が効き過ぎたことを多少気の毒の感に打たれた時……すーっと自分の身が引き寄せられ...
中里介山 「大菩薩峠」
...虫下しを二三服呑ませた方が手っ取早く効きはしないかい」平次はさして驚く様子もありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...毒が効き始めたのか」「え」「河豚の残りがあるだろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...上手い具合に彼は反応してるし効き目があるようだ」「彼を移動させることは出来るか?」「無理だ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...――「かくて生れつき心猛(たけ)くそのうえに飲みたる酒の効き目にていっそう力も強きエセルレッドは...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...見てすぐ分かったのは説得が効き...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...唾で練って付けるとよく効きますよ...
山本周五郎 「雨あがる」
...あと十分もすれば効きめがあらわれる筈だ...
山本周五郎 「季節のない街」
...日ごろの習練が効きすぎどれも米俵のようになる...
横光利一 「夜の靴」
...何の効き目もないのみか...
吉川英治 「新書太閤記」
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