...ちつとは効き目があつたのだらう...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...とても効き目はあるまいと思ひましたが...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...それは効きめがなかった...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...あまり効きめがない...
太宰治 「富嶽百景」
...常用量の三分の一か二分の一でよく効き...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...就職の間際に良い心掛けを説教しておくのが一等効き目があるわけだ...
戸坂潤 「社会時評」
...少々こちらの薬が効き過ぎたことを多少気の毒の感に打たれた時……すーっと自分の身が引き寄せられ...
中里介山 「大菩薩峠」
...虫下しを二三服呑ませた方が手っ取早く効きはしないかい」平次はさして驚く様子もありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...相応に庖丁も効き...
羽志主水 「越後獅子」
...例の水薬が胃に吸収され効き始めていた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...烈しくなつて来れば鼻血の出るほど服用してもアスピリンなど効きはしない...
北條民雄 「癩院記録」
...とうとうその無意識に一様な運動は効き目がなくなってしまった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...新しい効き目の毒薬を試したのだと...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...最大の効き目があるように取りはからった」思いやりがあるとかなんとかジョージ卿がつぶやいた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...大黄の効きめはない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...効きませんでした...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...その効きめと反対な性質の薬がある...
山本周五郎 「季節のない街」
...すぐ薬が効きました...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索