...ちつとは効き目があつたのだらう...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...オメデトウ(プロージット)! 何の効き目もなかった...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー Franz Gerhard Wegeler、エレオノーレ・フォン・ブロイニング Eleonore von Breuning、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...デアテルミーよりもずっと効き目が強いのです...
海野十三 「科学が臍を曲げた話」
...効き目は青い器械よりは強い代りに欠点があった...
海野十三 「空気男」
...先生がくれたこのヤクはよく効きます...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「親友たち」
...常用量の三分の一か二分の一でよく効き...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...一向に効き目が無い...
中島敦 「南島譚」
...効き目が一寸あらたか過ぎる...
葉山嘉樹 「氷雨」
...ミショノー嬢が細心の注意を払いながら目で追っている薬の効き目は...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...とうとうその無意識に一様な運動は効き目がなくなってしまった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...効き目を強力にしたそうです」小瓶を開けて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...初弾の効き目があったかどうかも確かめない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...最大の効き目があるように取りはからった」思いやりがあるとかなんとかジョージ卿がつぶやいた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...効きめを生ぜしめる条件なのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...和歌山県の方ではあまり効き目がなかったが...
柳田国男 「故郷七十年」
...唾で練って付けるとよく効きますよ...
山本周五郎 「雨あがる」
...賄賂(わいろ)の効き目は...
吉川英治 「三国志」
...――だが、親切の効き目は、こういう時じゃねえでしょうか」「もう百両出せというのか」「何しろ、盗まれちまったんで」「ない」と噛んで吐くように、「月でも変って、蔵米でも払わなければ、拙者も、一文もない」ひどく不機嫌な顔いろに、仁吉は、口をつぐんで、「へ……」と、頭を下げた...
吉川英治 「治郎吉格子」
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