...励ますごとく呵々(からから)と弥次郎兵衛...
泉鏡花 「歌行燈」
...形が一層学校の競争心を励ますのである...
大隈重信 「始業式訓示」
...私独りぼっちでほんとにどうしていいか分らないんですの』すっかり意気地なくなっている夫人を私は励ますように云いました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「機密の魅惑」
...だが、励ます方も、励まされる方も、此れだけの問答では、容易に好奇心を満足させる訳には行かなかった...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...腑甲斐ない俺を励ますつもりもあったろうし...
豊島与志雄 「神棚」
...人を励ますことのできる女でした...
中里介山 「大菩薩峠」
...励ますようなことを言いますと...
中里介山 「大菩薩峠」
...そして己が励ますとき...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...励ますような眼でさぶを見た...
山本周五郎 「さぶ」
...凄まじい努力とそれを励ます叱咤で...
吉川英治 「三国志」
...それは予の上官たる曹真を励ますためであり...
吉川英治 「三国志」
...国内の安定と民心の戦意を励ます重要な職にありながら...
吉川英治 「三国志」
...自分を励ます鞭(むち)として...
吉川英治 「新書太閤記」
...一筋に」彼の肩へ手をかけて懇(ねんご)ろに励ますのだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...出陣早々もう病苦を訴えるのは何事だと同僚たちが咎(とが)めつつも励ますと...
吉川英治 「新書太閤記」
...みずからをも励ますように...
吉川英治 「新書太閤記」
...重喜が声を励ますと...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...自分を励ます鞭として...
吉川英治 「山浦清麿」
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