...また夫を励ますようにいろいろのことを話しかけた...
芥川龍之介 「馬の脚」
...末は励ますように述べ立てるのです...
芥川龍之介 「妖婆」
...励ますごとく呵々(からから)と弥次郎兵衛...
泉鏡花 「歌行燈」
...かついろいろのことをなすに当って私を励ますことであります...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...私独りぼっちでほんとにどうしていいか分らないんですの』すっかり意気地なくなっている夫人を私は励ますように云いました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「機密の魅惑」
...それが役に立たない筈はないと自ら心を励ますことにした...
中谷宇吉郎 「凍上の話」
...励ますように言い...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...「どんなことがあっても!」おろおろと取り乱す夫人を励ますように...
久生十蘭 「キャラコさん」
...さうしてこの惨めな遁走を励ますために...
牧野信一 「妄想患者」
...明日よりは、鬼のこころとなるつもり――」闇太郎は、励ますように、「噛まれたら、噛め、斬られたら、斬れ――おめえが、どんな酷(むご)いことをしてやろうと、お父さんお母さんの恨み、おめえ自身の苦しみに比べりゃあ、物のかずではありゃあしねえ、気を弱く持っては駄目だ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...10475あれは人の勇気を励ます頭を保護する武具です...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...人の正直な忠告をねぎらいまた励ますことが好きだからである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...国内の安定と民心の戦意を励ます重要な職にありながら...
吉川英治 「三国志」
...血ぶるいを励ますためである...
吉川英治 「新書太閤記」
...麾下(きか)の士を励ますや...
吉川英治 「新書太閤記」
...励ますような妻のことばだったので...
吉川英治 「源頼朝」
...行商で飯は食えないぜ」励ますつもりか...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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