...末は励ますように述べ立てるのです...
芥川龍之介 「妖婆」
...かついろいろのことをなすに当って私を励ますことであります...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...気をつけて行くんだよ」彼はミチミを励ますために...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...一向に声色を励ますところもなく...
辰野隆 「浜尾新先生」
...会衆が演者を励ますために...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...物を贈り書を送りてその子を励ます母もありというに...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...それが役に立たない筈はないと自ら心を励ますことにした...
中谷宇吉郎 「凍上の話」
...なアに銭湯へ行ったと思や――」女は自分を励ますようにそう言いながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...息子を励ますために興奮してお話しながら思わず椅子から仁王だちに立上る...
三浦環 「お蝶夫人」
...10475あれは人の勇気を励ます頭を保護する武具です...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...司会者を励ます声も聞えだした...
山本周五郎 「青べか物語」
...労(いたわ)り励ます言葉として聞いただけであった...
山本周五郎 「落ち梅記」
...ひとり玄徳の落胆(らくたん)を励ますばかりでなく...
吉川英治 「三国志」
...凄まじい努力とそれを励ます叱咤で...
吉川英治 「三国志」
...それは予の上官たる曹真を励ますためであり...
吉川英治 「三国志」
...聖賢の言葉などもひいて励ますのだった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...先に立って励ますのは天堂一角...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索