...時政公からの使者を受けて三浦さま御一族と共にこれに御助勢申し上げたので...
太宰治 「右大臣実朝」
...やさしく彼に助勢してくれてゐる樣でありますから...
太宰治 「砂子屋」
...さればと云って車屋の黒ごときものを助勢に頼んでくるのも吾輩の威厳に関する...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...見張りを兼ねて何にかの時の助勢に備(そな)へて居ることは確かでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八五郎の助勢をしようにも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八五郎に助勢しようといふ者は一人もなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...牧畜状態から農業状態への変化を助勢するには...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...この困窮の状態がこれらの地方のあるものに見られる異常の死亡を有力に助勢していないと考えることは困難である...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...従って不忍耐を明かに助勢する傾向のある行動をとった者は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...T「身共も武士次第に依っては御助勢致す」エッと喜んで雪枝...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...孫次郎見るなり、「御助勢、御免」と叫んで間へ跳込んだ...
山本周五郎 「おもかげ抄」
...助勢の者がやって来ますよ」だが...
山本周五郎 「風流太平記」
...すぐあとから助勢にゆこうというのを徹之助が叱りつけるように止め...
山本周五郎 「風流太平記」
...しかも助勢に出るような人間はないんですからね」万三郎はこう云って...
山本周五郎 「風流太平記」
...丹三郎は刀を青眼(せいがん)に構えたまま、喉(のど)いっぱいの声で絶叫した、「お願いです、助勢して下さい、お願いします」まばらな往来の人たちが立停り、向うで見ていた二人の仲間のうち、一人が屋敷の門の中へとびこんでいった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ほかにも助勢者がいるかと思った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...父上ッ」助勢を、求めながら、外記は、雲霧を全力で離さなかった...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...かならず御助勢はする...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索