...のうお高(たか)」老人は傍にいた母親の方を振向いて助勢(じょせい)を求めた...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...意義深い仏教研究に資する事業を助勢するということは...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...ポローニヤスも御助勢申し上げますが...
太宰治 「新ハムレット」
...傍の二三人に助勢させて...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...助勢をしろという命令――だか通知だか依頼だかとにかく催しに参加しなければならないような相談を受けました...
夏目漱石 「中味と形式」
...このおいらが助勢に出てやるのだけれど...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...この動作をもっとも強く助勢するは蛇の腹なる多くの横濶(ひろ)い麟板で...
南方熊楠 「十二支考」
...T「友人の誼助勢致す!」と叫ぶや...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...「わたしは新島の助勢か...
山本周五郎 「新潮記」
...拙者に助勢をさせてください...
山本周五郎 「松林蝙也」
...ご助勢忝のうござります」「清水を尋ねて...
吉川英治 「剣難女難」
...おれも助勢するぞ」と...
吉川英治 「三国志」
...――ご助勢に駈けつけて下されたのは」近づいて行くと...
吉川英治 「新書太閤記」
...かならず御助勢はする...
吉川英治 「新書太閤記」
...あえて助勢を呼ぼうとは思わない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...とうとう恃(たの)む助勢を待ちきれなくなって...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「やっ、貴方は」「拙者は、お奉行榊原主計(さかきばらかずえ)殿のご懇望もだしがたく、若輩(じゃくはい)の烏滸(おこ)がましいとは存じながら、ご助勢に参った、羅門塔十郎(らもんとうじゅうろう)と申しますもの」「オオ、では貴殿が、有名な羅門氏(うじ)でござったか」「拙者がおひきうけをして、浅学ながら口出しをする以上は、一命を賭(と)しても、必ず処理してごらんにいれるが、そもそも、江戸流の捕物術と上方流の捕物法とは、根本から手ぐちの違うところがござるが、その辺もご異存なくご服従くださるであろうか」「それはもう、ご方針のままに...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...労働者の穀物及びその他の必要品の生産が大いに便利になったことによって助勢された豊富な供給の結果であることを見出すならば...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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