...此等の慾望と努力とが外から誘掖され助勢されることを願つてゐた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...いゝからそこん所打ち込むんだなどゝ頻りに飛入劍士に助勢をするのでこの肝煎のために見物人の興は添へられた...
長塚節 「撃劍興行」
...さればと云って車屋の黒ごときものを助勢に頼んでくるのも吾輩の威厳に関する...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...助勢の人数と見て...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...八五郎に助勢しようといふ者は一人もなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...高山の御用聞きに助勢を乞い...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...典六「御助勢申すとも」雪枝「有難う存じます」と其の場に嬉し泣きに泣き伏す...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...「わたしは新島の助勢か...
山本周五郎 「新潮記」
...助勢の者がやって来ますよ」だが...
山本周五郎 「風流太平記」
...あの覆面の助勢者には記憶がなかった...
山本周五郎 「風流太平記」
...いつでも当所の人数を助勢にくり出してつかわそう」「早速のお引請けで...
吉川英治 「江戸三国志」
...「助勢をよべ! 旗本どもを呼び返せッ」しかし...
吉川英治 「江戸三国志」
...父上ッ」助勢を、求めながら、外記は、雲霧を全力で離さなかった...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...ほかの助勢(じょせい)もあったのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...しわがれた声で助勢(じょせい)をもとめる...
吉川英治 「神州天馬侠」
...しかし秀吉の熱意にはついに彼もうごかされたか、数日前、まず助勢として、金森、蜂屋の二将を北陸からさし向けて来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...第三隊の堀久太郎どのへ、われらは、かくかくに軍勢をまとめ、家康のふじヶ根山へ立ち向えば、堀どのにも、引っ返して、助勢あれと、申して来い」「はっ...
吉川英治 「新書太閤記」
...かならず御助勢はする...
吉川英治 「新書太閤記」
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