...この農場にひとかたならず御助勢下されたとか...
太宰治 「津軽」
...やさしく彼に助勢してくれてゐる樣でありますから...
太宰治 「砂子屋」
...傍の二三人に助勢させて...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...晴(はあ)ちやん助勢して...
徳田秋声 「のらもの」
...ああ吾事休矣(わがこときゅうす)いくらしがみついても車は半輪転もしないああ吾事休矣としきりに感投詞を繰り返して暗に助勢を嘆願する...
夏目漱石 「自転車日記」
...さればと云って車屋の黒ごときものを助勢に頼んでくるのも吾輩の威厳に関する...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...枉(ま)げて御助勢に預り度い...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...御助勢申す」岸の上へ躍り上がろうとする皆吉の上へ押しかぶさるように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...八五郎の助勢をしようにも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「できたら私も助勢するつもりです」「そんな必要はない...
山本周五郎 「失蝶記」
...助勢に出ようとしたが...
山本周五郎 「風流太平記」
...蔭から助勢をするつもりだ...
山本周五郎 「風流太平記」
...ご助勢を仰げばよい」これは明らかに...
吉川英治 「黒田如水」
...「危うきところをご助勢下され...
吉川英治 「剣難女難」
...助勢に加わらぬ限りはこの勝負...
吉川英治 「剣難女難」
...その人々の助勢が大いに功を立てた...
吉川英治 「新書太閤記」
...ついに呉用そのほかの助勢もあって...
吉川英治 「新・水滸伝」
...いわゆる帷幕(いばく)の内の助勢をしていた...
吉川英治 「平の将門」
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