...臣下の助勢などを求めるのをいさぎよしとしなかった...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...助勢されて初めて殺す気になつたらしい...
伊藤野枝 「女教員の縊死」
...時政公からの使者を受けて三浦さま御一族と共にこれに御助勢申し上げたので...
太宰治 「右大臣実朝」
...御助勢申す」岸の上へ躍り上がろうとする皆吉の上へ押しかぶさるように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...近所の衆の助勢を求めて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...高山の御用聞きに助勢を乞い...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...そして常に人口増加を助勢する強い傾向を有つものである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...「助勢が出たぞう! 気をつけろ!」「親分...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...自分は余力が乏しくて何の助勢もできそうにないが...
柳田國男 「和州地名談」
...御助勢申し度い」「――御無用」と云った時である...
山本周五郎 「おもかげ抄」
...「わたしは新島の助勢か...
山本周五郎 「新潮記」
...「そちらの御兄弟、助勢をするぞ、隙があったら切りぬけてゆかれい、こいつらは引受けた」そうして、その声の起こったあたりから、敵の囲みがさっと崩れ立った...
山本周五郎 「風流太平記」
...丹三郎は刀を青眼(せいがん)に構えたまま、喉(のど)いっぱいの声で絶叫した、「お願いです、助勢して下さい、お願いします」まばらな往来の人たちが立停り、向うで見ていた二人の仲間のうち、一人が屋敷の門の中へとびこんでいった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...父上ッ」助勢を、求めながら、外記は、雲霧を全力で離さなかった...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...ご助勢を仰げばよい」これは明らかに...
吉川英治 「黒田如水」
...さっそく助勢にやってある」「でも若い者まかせでは」「いや若いのにまかせておけ...
吉川英治 「私本太平記」
...第三隊の堀久太郎どのへ、われらは、かくかくに軍勢をまとめ、家康のふじヶ根山へ立ち向えば、堀どのにも、引っ返して、助勢あれと、申して来い」「はっ...
吉川英治 「新書太閤記」
...労働者の穀物及びその他の必要品の生産が大いに便利になったことによって助勢された豊富な供給の結果であることを見出すならば...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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