...ともかくも中の人間を助け出すほかはないのです...
江戸川乱歩 「鏡地獄」
...むろん無事に助け出す自信はあった...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...今までに四十人の生命を助け十回も屋根からころがり落ちた札付きのクジマのおやじが屋根裏の窓から一匹のかわいい三毛の子ねこを助け出す...
寺田寅彦 「火事教育」
...又他面に於て正に哲学を同じく自然科学の独宰から助け出すために...
戸坂潤 「科学方法論」
...この精神的危機から助け出すためには...
戸坂潤 「技術の哲学」
...人間の力ではとうていお前さんをここから助け出すことはできねえ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...助け出すことも出来ぬ...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...急に兵馬さんを助け出すことはできねえのだ」「困ったことでございますねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...ガラッ八が半死半生の半蔵を風呂桶から助け出す間に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...細君を助け出すことも出来ず...
原民喜 「星のわななき」
...氣の狂(くる)つた奧さまを部屋から助け出す爲めに...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...妖精たちはご主人さまをどうやって助け出すかということについて考えました...
ライマン・フランク・ボーム Lyman Frank Baum 大久保ゆう訳 「サンタクロースがさらわれちゃった!」
...村田に主馬を助け出す法があるかもしれない...
山本周五郎 「山彦乙女」
...おれをここから助け出す工夫をしてくれ」と...
吉川英治 「江戸三国志」
...官兵衛様のご一身を助け出すまで...
吉川英治 「黒田如水」
...しょせん一時に助け出すことはなるまい...
吉川英治 「私本太平記」
...中なる官兵衛孝高(よしたか)を助け出すと...
吉川英治 「新書太閤記」
...これから盧員外をどうして助け出すか...
吉川英治 「新・水滸伝」
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