...実に「愛してはいるが助けることが出来ない」と言って彼を空手で追い帰した...
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」
...もう助けることも...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...そうしてそれにはそれを助ける種々の事情があったと考えられる...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...国語の正確な伝授を助けると考へられた文法が従来屡々この様な危険を敢へてして来た...
時枝誠記 「国語学と国語教育」
...そして最も独創的な社会学者 G. Tarde はこの点に就いて吾々を助ける(La logique sociale を見よ)...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...仮(たと)えば、一人の敵将を呪い殺すということは、正義の味方を勝たしめることで――それは、一国一藩が救われ、ひいては天下のためになることで――つまり、小の虫を殺して、大の虫を助ける、というのが、調伏の根本精神であった...
直木三十五 「南国太平記」
...助けるという奴がいねえのかい...
中里介山 「大菩薩峠」
...その助ける手段方法については...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの野郎は助けるわけにいかなかったよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「四人の子供の生命を助けるのだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お絹だけを助ける積りでやった仕事だろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...かえって進歩を助けるのであるけれども...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...だれかを助けるなんていうことはできません...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...僕が助けると云つても...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...我々がここへ来たのはあなたを助けるためです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...見兼ねて助ける風かえ...
正岡容 「我が圓朝研究」
...「今助けるから安心しろよ...
宮沢賢治 「オツベルと象」
...ある所では飲んだ鉱泉の消化を助けるために散歩をせよと命ぜられるかと思うと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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