...助かるらしい...
海野十三 「火葬国風景」
...この池を潰してしまつたならば助かるかも知れないと...
高浜虚子 「発行所の庭木」
...中姉ちゃんが来て口添えをしてくれると助かるのだけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...きっと助かると云う保証をしてくれるかと逆襲する...
谷崎潤一郎 「細雪」
...私が死んでしまへばそれだけ自他共に助かるのである...
種田山頭火 「其中日記」
...私は助かるのですが...
豊島与志雄 「男ぎらい」
...セゲスタで生まれたと嘘(うそ)をつけば生命は助かるのであったが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...世の中が助かる...
夏目漱石 「虞美人草」
...どうしたって助かるわけはなかったのですから...
久生十蘭 「喪服」
...私は死んでもあの人は助かる...
平出修 「計画」
...この病ではもう助かることもあるまい...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...これから助かる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ひょっとしたら助かるかも知れないという気がしていたもんだから...
堀辰雄 「恢復期」
...汝一人は助かるべしと...
南方熊楠 「詛言に就て」
...あなたの方はその調子でやっていて下さるから助かるけれども...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...人のカスリを取る法でも教へて呉れた方が助かるですがねえ?津村 あにを言ふんだ...
三好十郎 「地熱」
...助かる工夫(くふう)をしなくちゃならないぞ...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...(助かるかしら)すぐそう思われるほどな重傷なのである...
吉川英治 「親鸞」
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