...工はそれぞれ加役に用いられ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...辛辣(しんらつ)な加役などからは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...辛辣(しんらつ)な加役などからは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...多寡が番所の帳面繰だというに、ふしぎな男もあればあるもの」藤波は、キッと顔をふりむけると、嘲(あざけ)るような語気で、「むこうが中間、小者なら、こちらは、同心、加役(かやく)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...加役(かやく)人夫に仰せつけられたものである」この寄場は他の牢とは違い...
山本周五郎 「さぶ」
...全藩士に加役金が課されたが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...なお臣下一統を加役金にて苦しめながら...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...――近いうちに増し御合力(ごごうりき)(藩臣に対する加役)の沙汰が出るもようだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...加役申付の件はそのままになっている...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...あまり百姓を加役に引っぱり出したため...
吉川英治 「銀河まつり」
...――もちろん押送使(おうそうし)には足利家の家士も加役として交じっている...
吉川英治 「私本太平記」
...いくらでも加役馳せ向わせます...
吉川英治 「私本太平記」
...このさい加役を解かれるゆえ...
吉川英治 「私本太平記」
...加役(かえき)に徴発されて...
吉川英治 「新書太閤記」
...この築城には加役程度で...
吉川英治 「新書太閤記」
...協力加役、紛議(ふんぎ)ある勿(なか)れ...
吉川英治 「新書太閤記」
...加役として宮崎若狭守(みやざきわかさのかみ)――何(ど)っちも千五百石程度の旗本が...
吉川英治 「夏虫行燈」
...皆まで訊かずに、『あ……御浪人方のお連れで』『そうだ』『どうぞ……』すぐ、蝋燭(ろうそく)をつけかける手を制して、『坊主』『はい』『この光沢寺は、一蓮寺の別院だな』『左様で――』『一蓮寺は、御勤番加役、甲府在住の宮崎若狭守どのの菩提寺(ぼだいじ)だな』『仰っしゃる通りでございます』『――すると、この光沢寺と、宮崎家との縁故も、だいぶ浅くないな』『はい...
吉川英治 「夏虫行燈」
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