...「何の功能なく」と文中にもある通り...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...「おのづから捨てがたき折もあるべし」などとそろそろ酒の功能を並べているのもやはり「科学的」なところがある...
寺田寅彦 「徒然草の鑑賞」
...又受けた教の功能があつたとか云ふ礼を聞いたりする時...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...「でもあなた澱粉質(でんぷんしつ)のものには大変功能があるそうですから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...だから無用の長物を利用して一大活躍を試みたところが吾輩に対してあまり功能のありよう訳がない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...主人のごとくこんな利目(ききめ)のある薬湯へ煮(う)だるほど這入(はい)っても少しも功能のない男はやはり醋をかけて火炙(ひあぶ)りにするに限ると思う...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...だから人間に対しては充分垣の功能をつくしているに相違ない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...その人の説によるとこれで成功しなければ葡萄酒(ぶどうしゅ)の湯をわかして這入(はい)れば一返(ぺん)で功能があると信じ切っている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...その功能いかにも同様なれども...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...文明の功能はわずかに一場の戦争をもってやむべきものにあらず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...別に一種の功能あるものというべし...
福沢諭吉 「旧藩情」
...その功能(こうのう)は学校教育の成跡(せいせき)にも万々(ばんばん)劣(おと)ることなかるべし...
福沢諭吉 「旧藩情」
...その功能は慥(たしか)に見えました...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...功能(こうのう)を試(ため)すために右手(めて)に持(も)つた一ト片(かけ)を少(すこ)し舐(な)めました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...手前みそに狂言(きょうげん)の功能(こうのう)をならべたり...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...その形体処々功能多き事鼠に逾(こ)えたる物なしと賞賛した(『大和本草』一六)...
南方熊楠 「十二支考」
...牛肉は清(すま)し汁(じる)へ入れるよりも味噌汁へ入れた方が良い様(よう)ですね」と功能を並べながら吸物を盛りて出す...
村井弦斎 「食道楽」
...この単調を破るだけの功能はあるのである...
森鴎外 「あそび」
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