...爾来正造何の功能なく...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...この物質的に何らの功能もない述作的労力の裡(うち)には彼の生命がある...
夏目漱石 「野分」
...「でもあなた澱粉質(でんぷんしつ)のものには大変功能があるそうですから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...煩悶の極(きょく)尻尾(しっぽ)をぐるぐる振って見たが何等の功能もない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...海水浴の功能はしかく魚に取って顕著(けんちょ)である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...主人のごとくこんな利目(ききめ)のある薬湯へ煮(う)だるほど這入(はい)っても少しも功能のない男はやはり醋をかけて火炙(ひあぶ)りにするに限ると思う...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...その人の説によるとこれで成功しなければ葡萄酒(ぶどうしゅ)の湯をわかして這入(はい)れば一返(ぺん)で功能があると信じ切っている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...文明の功能はわずかに一場の戦争をもってやむべきものにあらず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...その功能(こうのう)は学校教育の成跡(せいせき)にも万々(ばんばん)劣(おと)ることなかるべし...
福沢諭吉 「旧藩情」
...抑牛乳の功能は牛肉よりも尚更に大なり...
福澤諭吉 「肉食之説」
...其功能は用ひて知るべし...
福澤諭吉 「肉食之説」
...なかなか功能が多いものです...
村井弦斎 「食道楽」
...夏は菓物に限りますね」中川「菓物は衛生上の功能が大きなもので昔の仙人が木の実や菓物ばかり食べて生きていたといいますが菓物ばかりで充分に生命を保てるだけの功があります...
村井弦斎 「食道楽」
...今の人は牛乳の功能を知っているだけでその用い方を知りません...
村井弦斎 「食道楽」
...牛肉は清(すま)し汁(じる)へ入れるよりも味噌汁へ入れた方が良い様(よう)ですね」と功能を並べながら吸物を盛りて出す...
村井弦斎 「食道楽」
...○豚饅頭に生肉を用ゆるは蒸す故に蒸汽消毒を行うと同じ功能あればなり...
村井弦斎 「食道楽」
...この単調を破るだけの功能はあるのである...
森鴎外 「あそび」
...薬の功能を知っているから...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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