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饗庭篁村 「木曾道中記」
...力餅(ちからもち)を……食(た)べたかつたが澁茶(しぶちや)ばかり...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...力餅(ちからもち)さへ食(く)はぬ二人(ふたり)が...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...嬰兒を抱かされても力餅が慾しいのだし...
泉鏡花 「遺稿」
...嬰児(あかんぼ)を抱かされても力餅が慾しいのだし...
泉鏡花 「遺稿」
...力餅を食べながら眺めた景色に用があつたのであるが...
小穴隆一 「二つの繪」
...名物の力餅、他の處ならば、辨慶の名を負ふべけれど、こゝは碓氷貞光の名を負ひたり...
大町桂月 「碓氷峠」
...義仲寺三井寺で弁慶の力餅を食って...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...峠の茶屋では力餅というを売っている...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...「今日も、お暑うござります」義観の姿を見た、力餅屋の亭主が、丁寧に挨拶をした...
直木三十五 「南国太平記」
...五十も――」「結構結構」軒下には「弁慶力餅」と書いた看板が...
直木三十五 「南国太平記」
...碓氷の貞光の力餅というのがこれなんでございます」得意げに餅を焼いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...力餅屋へ乱入しましたけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...力餅を二百文だけ買って竹の皮に包ませ...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼等は峠で力餅(ちからもち)などを売っている家の子供たちであった...
堀辰雄 「美しい村」
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前田普羅 「普羅句集」
...山姥の力餅売る薄(すすき)かななど戯れつつ力餅の力を仮(か)りて上ること一里余杉樅(もみ)の大木道を夾(はさ)み元箱根の一村目の下に見えて秋さびたるけしき仙源に入りたるが如し...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...僕はモー少し猶予があれば片瀬へ寄って竜(たつ)の口饅頭(くちまんじゅう)を買って鎌倉で力餅(ちからもち)を買って...
村井弦斎 「食道楽」
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