...保守系政権下では、安全保障政策に力点が置かれる...
...(尤(もつと)も僕は僕の議論の力点を「一凡人である」と云ふことには加へたくない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...くねくねと力点がないような動きをした...
梅崎春生 「黄色い日日」
...公平こそは憤慨当否の最要力点ではないか...
辰野九紫 「青バスの女」
...そうではなくて特定種類の材料に力点を置こうとするものとがあるわけで...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...認識(今は之を論理的なものの範囲よりも広く理解して)の核心・妥当内容の力点と考えれば...
戸坂潤 「思想としての文学」
...この二つのものを如何に分離するかという処に力点を置いているということは...
戸坂潤 「社会時評」
...しばらく前ブック・レヴューに或る程度の力点を置くようになった...
戸坂潤 「読書法」
...Cは自然弁証法なるものの力点を科学的認識の総合という点におこうとするに反して...
戸坂潤 「読書法」
...意味や表現の力点は...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...歴史科学にも力点を有たねばならぬが)と文学との以上のような関係は...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...彼はO(オー)の母音に強い力点をおいて物を言っていた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...「袋」ということに力点を置いている話ぶりが...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...この頃のは評論に力点があるの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...(二)あちらの一家族という方へユリの在り場所を力点づけてあなたが仰云った点...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あっちの方へ力点づけた在りようで云われることは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...論の力点が前の方へ傾きすぎて...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
...ここに全軍の力点が集中されたものらしい...
吉川英治 「三国志」
...恐怖という情動に力点を置くことなしに...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「怪奇小説の執筆についての覚書」
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