...何かのがれる事の出来ないものにとらへられたやうな力強さも感ぜられるのです...
伊藤野枝 「書簡 木村荘太宛」
...表現の力強さ、表現の完全さも、我々の頭にはひびきもしない...
ヴァレリイ 坂口安吾訳 「〔翻訳〕ステファヌ・マラルメ」
...何となくある明るさと力強さとがありました...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...しかし日本俳句の力強さも...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...弾(はじ)けるような力強さで...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...がっしりとした力強さで飛びついてきた...
豊島与志雄 「特殊部落の犯罪」
...彼女の三味線の音締の力強さに驚きもしたが...
豊島与志雄 「表現論随筆」
...精神的にも一つの力強さを感せしめるものがある...
野呂栄太郎 「三田社会科学研究会報告」
...その上私に凡そ嘗て感じたこともない祖先崇拝の念が浮んで来るかのやうな力強さに打たれたりした...
牧野信一 「歌へる日まで」
...肉が引緊(ひきしま)る程に力強さを覚える...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...でんと坐っているような力強さを...
吉川英治 「新書太閤記」
...まったく別な力強さを感じたんじゃないかと思われます...
吉川英治 「親鸞聖人について」
...それは生命の流動に統一ある力強さを与えるべく...
和辻哲郎 「『偶像再興』序言」
...肩から胴へ、腰から脚へと流れ下る肉づけの確かさ、力強さ...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...どっしりとした力強さを印象するが...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...しかしこの放胆な大まかさのうちには古典的な力強さがあふれている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...そこには原始芸術としての不思議な力強さ...
和辻哲郎 「人物埴輪の眼」
...緊張した力強さは豊満な調和に変わる...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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