...力一杯でボールを投げたら壁に当たった...
...試験前には力一杯勉強するのが大切です...
...このバッテリーは力一杯充電されています...
...全力一杯走ったら、ひどく息切れしてしまった...
...みんなが力一杯拍手を送ってくれたので、とても嬉しかった...
...力一杯の誠意を見せようとしたこともあるそうだ...
岩野泡鳴 「耽溺」
...扉を閉めるぞ!」パイ軍曹は、力一杯、戦車の扉をばたんと閉じた...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...瓶の栓を嘴(くちばし)に啣(くは)へて力一杯引張つた...
薄田泣菫 「茶話」
...力一杯床に叩き付けられた...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...それで力一杯に押してやった...
豊島与志雄 「蠱惑」
...手拭で自分の首を力一杯縛り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...力一杯に壁の方へ突き飛ばした...
久生十蘭 「魔都」
......
広海大治 「拡大されゆく国道前線」
...ドツコイシヨと合の手がはいる力一杯の歌が聞えて来るのであつた...
牧野信一 「書斎を棄てゝ」
...継けざまに力一杯打つてゐる――左う思ふと私は...
牧野信一 「泉岳寺附近」
...力一杯引ずり倒せ……」……マルは連続的な叫びをあげた...
牧野信一 「創作生活にて」
...いきなり僕の胸を力一杯の拳固(げんこ)で突き飛(とば)した...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...「ヨシツ!」と、叫んだ私は、爪先で見事に歩調を切り、力一杯、小さな流れの上を、宙を、ピヨンと飛んだのです...
牧野信一 「晩春の健康」
...力一杯に腐った蛙の子を運んでいる...
松永延造 「職工と微笑」
...全く心を傾け力一杯やって来た...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...本当に質が向上するためには、土台がよっぽど真直にきつく、絶えざる努力と反省とでうち直されねばならず、良人を弁護する気、合理化する気は持たず、しかも離れられない情愛を感じている妻君の、僻ませず、立ち直らせようとする骨折は、実に力一杯です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...こんなやつが自分の家から生まれたのは相すまんから、父親の自分の手で叩き直してやる……そういいまして、一時間近く、力一杯に、この...
三好十郎 「その人を知らず」
...大原は大根を手に取って力一杯に章魚を叩きおりしがお登和嬢振返(ふりかえ)りて思わず言葉をかけ「大原さん...
村井弦斎 「食道楽」
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