例文・使い方一覧でみる「力む」の意味
スポンサーリンク...おまわりの真似（まね）して力む... 
泉鏡花 「海異記」
...重い仏様だぞ」と力むのが...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...南部修太郎までも後世を信じないと力むでゐるのがをかしかつた...
小穴隆一 「二つの繪」
...そう思うわ」最後の言葉を急に強く力むように言って...
高見順 「如何なる星の下に」
...倒さねばならんです」と力む相手に...
高見順 「いやな感じ」
...私の思ふこと全部を叩き込みたいと力むのである...
太宰治 「義務」
...見給え、うんと力むと、ほら、むくむく実がふくらむ...
太宰治 「失敗園」
...も少し力むと、この実が、あからんで来るのだよ...
太宰治 「失敗園」
...大晦日（おほつごもり）はあはぬ算用）大力むかし讃岐（さぬき）の国...
太宰治 「新釈諸国噺」
...銭十一文を川に落して竜宮までもと力むのも...
太宰治 「新釈諸国噺」
...師範大学では「特に教育者たるの人格の養成及び観念の涵養に力むること」になるそうである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...逃げる逃げるとへんに力むので...
久生十蘭 「だいこん」
...そんな飛行機なんか見てやるもんかと力むぐらいのレジスタンス（面（つら）あて）をしなければおさまらない気持だ...
久生十蘭 「だいこん」
...以て小説の直段（ねだん）を定むるは是れ批評家の当に力むべき所たり...
二葉亭四迷 「小説総論」
...私の様に斯うして之を筆にして憚らぬのは余程力むから出来るのだ...
二葉亭四迷 「平凡」
...どんなに頑張らうと力むでも頭が先に倒れて了ふんだから仕末に終へない...
牧野信一 「眠い一日」
...こんなことでへこたれては武士（ナイト）の名折れだと力むで...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
...されども我はまた今我が春秋の短きを知り、日日に明らかに身を知るが故に、力むる如くにも、ただ一日の歌を要なき生涯に与ふるのみ...
三好達治 「測量船拾遺」
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