...いいかね」老人が競技選手を力づけるようなことをいう...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...救助者が現れたことを知らせて彼等を力づけるためであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...妙に自分を力づけるやうな努力的な氣持で私は云つた...
南部修太郎 「ハルピンの一夜」
...力づけるやうな火の暖か味を感じた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...是認し鼓舞し権力づけるというのは...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...そして最後に徳を力づける...
三木清 「歴史哲學」
......
山村暮鳥 「風は草木にささやいた」
...心配しなくってもいいよ」子供は父を力づけるように云った...
山本周五郎 「季節のない街」
...できる限りふんばってみるわ」「のぶ公なら負けやしねえさ」と栄二も力づけるように笑ってみせた...
山本周五郎 「さぶ」
...力づけるように云った...
山本周五郎 「さぶ」
...彼を力づける慰めのことばであったことでしょう...
吉川英治 「江戸三国志」
...――だがなお――城兵を力づけるために...
吉川英治 「新書太閤記」
...それを力づける瀬戸島々の海上武族などがあって...
吉川英治 「新書太閤記」
...小次郎が力づける...
吉川英治 「宮本武蔵」
...人の心をよみがえらせ力づける仄温かさ...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
...悲境にあるこの民族を少しでも力づけるべき時ではないかと思われる...
和辻哲郎 「鎖国」
...訪ねてくる飯盛の武士たちを力づけると共に...
和辻哲郎 「鎖国」
...――この事情は勢い民衆の間の心と心との交通を力づけるだろう...
和辻哲郎 「世界の変革と芸術」
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