...じつに原子力行使(げんしりょくこうし)につぐ劃期的な文明開拓だといわなければならない...
海野十三 「金属人間」
...この記念碑的製作の様式についての民族的本能から来る美の採択は恐らく劃期的(かっきてき)なものがあったであろう...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...すでに劃期的ではないか...
太宰治 「道化の華」
...いよいよ劃期的ではないか...
太宰治 「道化の華」
...そのおどろきの劃期的な意義は...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...それまでは提灯(ちょうちん)であった馬鹿囃子(ばかばやし)の屋台に電燈が点けられたのを見て劃期的に感心した...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...原子核の人工崩壊の研究の初期において劃期的な装置を作られたのである...
中谷宇吉郎 「英国の物理学界と物理学者」
...その後この方面の研究で劃期的と思われるようなものはあまりよく知らない...
中谷宇吉郎 「泥炭地双話」
...ドイツの哲學者でも劃期的な仕事をした人は...
三木清 「哲學はどう學んでゆくか」
...やがてその年の秋出版された『自覚に於ける直観と反省』という劃期(かっき)的な書物に跋(ばつ)として収められたが...
三木清 「西田先生のことども」
...彼が彼の劃期的な著述『キリスト教の本質』に於て遂行したこの仕事は...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...だから魯庵の言ふ「下らない作品」も大きな劃期の鍵になつたのである...
水野葉舟 「言文一致」
...従来にない劃期的な大艦を造った...
吉川英治 「三国志」
...それは後代の戦争様相にも劃期的な変革をもたらした...
吉川英治 「三国志」
...強(し)いてその一劃期をさがすならば...
吉川英治 「新書太閤記」
...それもこんどは劃期的(かっきてき)な大変化を予測された――たとえば地震の震源地帯のような――無気味な様相におおわれていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...これは西欧にとって実に劃期的のことと云わなくてはならない...
和辻哲郎 「鎖国」
...これは身分あるものにキリシタンの少なかった府内においては一つの劃期的な出来事であった...
和辻哲郎 「鎖国」
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