...立ちしか間に此一區劃内に湛へて終ふ...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...トーヴァルセンを出して世界の彫刻術に一新紀元を劃(かく)し...
内村鑑三 「デンマルク国の話」
...じつに原子力行使(げんしりょくこうし)につぐ劃期的な文明開拓だといわなければならない...
海野十三 「金属人間」
...大凡そ三つの時期を劃(かく)して推移したことが察せられる...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...昔の文芸と今の文芸とに劃然たる区別を劃せしむべく働いた...
田山録弥 「小説新論」
...もとよりその間に密確なる区劃をなさんは無稽の業に属すといへども大体の状態は概(おおむ)ね此(かく)の如(ごと)きか...
津田左右吉 「史論の流行」
...精密なる目的には尺度の各分劃...
寺田寅彦 「物理学実験の教授について」
...区劃内に比較的大きな家屋を持っていて...
豊島与志雄 「絶縁体」
...第二の門内に這入ると地盤が一段高くしてあって第一と同じ形式の唯(た)だ少しく狭い平地は直様(すぐさま)霊廟を戴く更に高い第三の乃(すなわ)ち最後の区劃に接しているのである...
永井荷風 「霊廟」
...アウグスティヌスの「時」の論はこの題目について思索する何人も研究の出發點となし又終始指導者となさねばならぬ劃期的業績である(二)...
波多野精一 「時と永遠」
...計劃はありません...
牧野信一 「回答」
...一つ一つ劃然とこまかく描き出されていた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...日本風の油でかためて櫛の目を劃然と入れた分け方を嫌つて...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...区劃を細分して行けば差別の必要が多くなるのみならず...
柳田國男 「地名の研究」
...ちょうど家の内の炉のある区劃をナカヰまたはジャウヰと謂い...
柳田国男 「木綿以前の事」
...劃然たる限界がかくも立てられるかと思ふほどに...
吉江喬松 「山岳美觀」
...この安土の一区劃にも...
吉川英治 「新書太閤記」
...一劃は二百五十哩である(milliarium ローマの千歩...
和辻哲郎 「鎖国」
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