「劃」の意味
区切る、計画する
小説での「劃」の使い方
...山々峰々が碧瑠璃の虚空へ宛然(さながら)定規など置いたように劃然と際立って聳えて見える...
飯田蛇笏 「茸をたずねる」
...扉の枠が白いペンキで区劃をつけてあるし...
海野十三 「千早館の迷路」
...埃及若しくは、小亜細亜の根元地よりして、凡ての祭祀と神話とか、希臘へ伝わり、印度へ伝わり、欧羅巴の各部へ伝わりたりとする、グルッペの神話伝播説が、劃一に失して、取るに足らざると等しく、凡ての神話を以て、印度日耳曼民族特有の産物とし、他の民族は自ら之を産出するの能力を有せず、唯之を受容し得るに過ぎずとする、この学説も、一個の神話伝播説として、その偏僻なる、毫も取るに足らざるなり...
高木敏雄 「比較神話学」
...彫刻ながら鉛ボデイの活字を開成所版に用ひて印刷術の歴史に劃期的影響を與へた大鳥圭介もまたさうである...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...初歩ラテン・ギリシヤ語及び博物の机上研究を計劃します...
牧野信一 「一九三二年に計劃する」
...グレー街というのは大通りを二つ越した閑静な一劃で...
松本泰 「日蔭の街」
...彼等は慈善を褒めそやして魅惑的なもっと幸福な社会状態を劃(えが)き上げ現存制度を破壊し自分達の野心の深謀を進めさえすればよいとしているか...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...山(やま)と空(そら)とを劃(かぎ)つた雪(ゆき)の線(せん)に...
水野仙子 「日の光を浴びて」
...現在文学史家が一つの「劃期の仕事」として称へてゐる言文一致創始者は...
水野葉舟 「言文一致」
...免に当る区劃を触の字を書いてフレという...
柳田國男 「地名の研究」
...区劃を細分して行けば差別の必要が多くなるのみならず...
柳田國男 「地名の研究」
...多少とも固定性と劃一性(かくいつせい)を伴うが...
矢部貞治 「政治学入門」
...もう危険区劃を遠く過ぎて来ているのを感じると...
横光利一 「上海」
...午に近い日の光と紺青の海とを劃して...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
...氏の友人たちのゐる一區劃だけはまた無言の思ひを一瞬にたゝへあふだらう...
吉川英治 「折々の記」
...その向うに見える家々は夜に入ると港の男の濁(だ)み声(ごえ)や絃歌(げんか)の聞える一劃だった...
吉川英治 「黒田如水」
...一新紀元を劃(かく)すような...
吉川英治 「新書太閤記」
...必ず「吉」と字劃の上部を“士”に書いた...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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