...剽軽者の屁つ放り虫...
薄田泣菫 「草の親しみ」
...」剽軽者(ひょうきんもの)の一羽の雀は心安立(こころやすだて)と御機嫌とりとからこんな風に呼びかけました...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...剽軽者(へうきんもの)らしい一人の男が呼びかけた...
薄田泣菫 「茶話」
...ポプ天の関西旅行10・21(夕)剽軽者ぞろひのポプ天倶楽部の連中(れんぢゆう)が...
薄田泣菫 「茶話」
...ふと彼の眼が例の脊の高い剽軽者があの駄洒落(だじゃれ)を書き立てているに止ったので...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...極端な悪戯(いたずら)好きの剽軽者らしく見えた...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...彼は自分の汚れた方の片手をその剽軽者の衣服で拭いた...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...「ガスパール」と呼ばれた「脊の高い」剽軽者がいたことを...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...貞ちやんは剽軽者の気のいい子でなんでもいひなりにして遊んでくれたし...
中勘助 「銀の匙」
...この剽軽者(ひょうきんもの)の賢次の話相手になって御覧なさい...
中里介山 「大菩薩峠」
...一(はじめ)もよっぽど剽軽者(ひょうきんもの)だね...
夏目漱石 「虞美人草」
...十三剽軽者という言葉は田口の風采(ふうさい)なり態度なりに照り合わせて見て...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...剽軽者あって問を起したらんには...
二葉亭四迷 「小説総論」
...そうだ」剽軽者のヘンリイ・マンガア老人が直ぐに応じた...
牧逸馬 「双面獣」
...あの剽軽者もこゝでは惨めな日陰者です...
牧野信一 「〔婦人手紙範例文〕」
...剽軽者(ひょうきんもの)として家人にも他人にも喜ばれたそうである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...其れに下宿人の娘の一人も剽軽者(へうきんもの)で細君に調子を合せて歌ひ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...剽軽者(ひょうきんもの)の仙次が...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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