...屡(しばしば)畸形な芸術を創造する惧(おそれ)があると云ふ意味である...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...その天分が實現して價値ある精神内容を創造することによつて始めて意味のあるものとなる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...何もない真空からたとえ一片の浅草紙でも創造する事は出来そうに思われない...
寺田寅彦 「浅草紙」
...むしろ現実にはないものを創造するのでなければなるまい...
寺田寅彦 「映画時代」
...単に天才や何等かの人間の創造するものだということから...
戸坂潤 「科学論」
...創造する主体が何になるものぞ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...史実から得た科学的智識の構想をかりて文学を創造することがなければ...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...そこに新しい生活の根拠を創造することにあるのですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...所で人間が物を創造するのはその源に於てはそれら神秘だの魂の愉悦だのといふものではないか?とまれ...
中原中也 「我が詩観」
...不思議な個性的芸術を創造するところの...
萩原朔太郎 「小説家の俳句」
...愛による新しい生活を創造することが出来たでありましょう...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...自己の胸中から創造するか...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「悩みのひととき」
...豫知するといふことはものが創造されるに先立つてそれを創造することであるから自己自身に矛盾する...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...何物かを創造する力となるけれど...
宮本百合子 「久野さんの死」
...胎児を創造するものは...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...創造する音楽であり...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...価値を創造することである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...この人物を創造するためにすでに存した光源氏を材料として使用するということは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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