...かう言ふ人は割合に帽子を手に入れる...
芥川龍之介 「拊掌談」
...実際――今日我々の知る通り――この比重の比は二と一の割合になっているのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...愛書家として聞えている割合には...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...私たちが割合に無事だったのはそのためであった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...その作が割合に『世相』を明かに読者の前に描いて見せることが出来たのである...
田山録弥 「西鶴小論」
...二分以上五分までの長い間隔にぶつかるほうは三度に二度の割合になる...
寺田寅彦 「電車の混雑について」
...ニッケルを二十三の割合に交ぜて作った合金は常温ではほとんど磁石に感じない...
寺田寅彦 「話の種」
...之を實物に引き合はせることも割合に困難ではないと思ふ...
内藤湖南 「染織に關する文獻の研究」
...その水素の噴流と空気とが巧い割合に混じていそうな所を狙って...
中谷宇吉郎 「球皮事件」
...割合に詰った顎(あご)の真下から...
夏目漱石 「永日小品」
...割合に手先の器用ばかりで総身の筋肉が働かない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...其遲く起こつた宗旨の割合にしては...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...日本の者も同じく閉鎖花を生じその全株皆悉(ことごと)く閉鎖花の者が多く正花を開く者は割合に尠(すく)ない...
牧野富太郎 「植物記」
...しかしこの科の字をどうしてこの Family に対して使用するように成ったかのイキサツを知っている者は動物学にたずさわる人々また植物学にたずさわる人々の中でも割合に寡(すく)ないではないかと想われる...
牧野富太郎 「植物記」
...四尺の高さの火鉢が置いてあるのと同じ割合になる...
正岡子規 「病牀六尺」
...しかるところ玉稿拝読致候(いたしそうろう)に御句(おんく)の多き割合に佳句の少きは小生の遺憾とする所にして『日本』の俳句欄も投句のみを以て填(うず)め兼候(かねそうろう)場合も不少(すくなからず)候...
正岡子規 「墨汁一滴」
...風のために割合に蚕...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...私の見たのは飛び飛びでまるで分らなかったから割合に心配してたの...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
便利!手書き漢字入力検索
