...池田氏自身の算盤(そろばん)から割出した勘定だから...
薄田泣菫 「茶話」
...千五百萬圓は今日の村の總收入額を一分の利として割出して出る所のものです...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...病気の軽重で処分の軽重を割出したとは何といふことだといふので...
中原中也 「我邦感傷主義寸感」
...その形式から我々の生活を割出そうとするならば...
夏目漱石 「中味と形式」
...経済から割出した議論を立てて来ると...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...經濟から割出した議論を立てゝ來ると...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...どんなところから割出したものかと思った...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...和尚さま経済より割出しての御不憫(ごふびん)かかり...
樋口一葉 「たけくらべ」
...人情の根本より割出して家の幸福を全うせんこと我輩の望む所なり...
福沢諭吉 「新女大学」
...夫を思うの至情より割出して...
福沢諭吉 「新女大学」
...ソレから割出(わりだ)して聞た所が...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...当時日本の外交政略は凡(およ)そこの辺から割出したものであるから堪(たま)らない訳(わ)けさ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...ソコでその私の考(かんがえ)から割出(わりだ)して...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...多年の経験で衛生上の法則に適(かな)った料理はあるけれども衛生上から割出して配合を定めたという料理は滅多(めった)にあるまい...
村井弦斎 「食道楽」
...政治が道徳上の規律や神学上の理論から割出されるものではなく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...寸法の割出しは既に法則をすら生みました...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...これが正木博士の所謂「脳髄論」から割出された「胎児の夢」の続きである「心理遺伝」の原則に支配されて動いている狂人たちであります...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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