...彼女は割り切れない性格で、いつも自分の意見を主張している...
...この問題は簡単そうに見えるが、よく考えると割り切れない部分がある...
...彼は感情的で、割り切れない決断をすることがある...
...私たちは、この問題について割り切れない意見を持っているため、意見がまとまりません...
...具体的に考えると何となく割り切れないものがある...
石原莞爾 「最終戦争論」
...亀之介は割り切れない気持で...
海野十三 「地獄の使者」
...そして煙草も酒も――それから――それ以上あると不幸になる!□人生は割り切れないだらうが...
種田山頭火 「其中日記」
...これは割り切れないかもしれない...
寺田寅彦 「浅草紙」
...末梢的(まっしょうてき)には割り切れないものが残っていながら...
徳田秋声 「縮図」
...それが社会とは個人――それが意識の所有者だと考えられる――という原理を法とする割り切れない剰余に過ぎなくなる...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...之に反してこの普通一般で割って割り切れない剰余をば特異な偶然と考えている...
戸坂潤 「思想としての文学」
...妥当な解釈だけでは割り切れないものが...
豊島与志雄 「紫の壜」
...いつまで行っても割り切れない...
中谷宇吉郎 「神仙道と科学」
...割り切れないものにぶっ突かった方が興味がある...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...割り切れないものがそこに残っているのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...親分」割り切れない顏を平次にブチまけるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...妙に割り切れない謎を感じて居たのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何やら割り切れない表情でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...米穀通帳なり金融通帳なり見せて貰つて控へておけば大丈夫でせう」僕はまだ割り切れないものがあつたが...
原民喜 「災厄の日」
...意地を屈したことに対する割り切れない気持にもかかわらず...
松濤明 「春の遠山入り」
...それだけのことでは割り切れないものがぼくの人相には漂っていたものか...
山之口貘 「野宿」
...人間喪失の憤りを伴う割り切れないおかしさともいえる感情だったが...
吉川英治 「私本太平記」
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