...だいぶん様子の違った廊下や部屋割にまごつきながらも...
海野十三 「蠅男」
...昼間見ては汚ない堀割にも...
田山録弥 「大阪で」
...東京駅から駒込までの馴れた道筋はその割に存外遠いような気もした...
寺田寅彦 「箱根熱海バス紀行」
...――私たちの住んでいる所は都会に近い割にしては...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「黄色な顔」
...社会に於て自然科学が受け持つ処の役割に外ならない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...そしてその役割には...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...割に邊鄙な所に少しばかりあります...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...だが、刀の延びた割に、小太郎の右足は、小太郎の心のままに踏み込んでいなかった...
直木三十五 「南国太平記」
...これは百本五六円するだろう」「安い割にはうまく呑めるよ」「そうか――僕も紙巻でも始めようか...
夏目漱石 「野分」
...時日の割には非常に烈(はげ)しく来たこの変化が自分にも恐ろしく映った...
夏目漱石 「門」
...盗人も割に合わない商売だが...
久生十蘭 「ハムレット」
...観念の分割には限界が有ると推定する...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...ひる、割に客よし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...かかる土地にその肥料を少しでも使用するのが割に合わぬことを証明するものである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それは堀割にうかんでいるふつうの船に比(くら)べて...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...この我々が死と相対する最後の役割においては...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...割に順調に行っている...
山本周五郎 「青べか日記」
...内部にはよちよち歩くアルビノペンギンが数羽おり――余所者の割には無関心で辺りを見ようともしなかった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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