...人数(にんず)も割に少かったのとで...
芥川龍之介 「片恋」
...背の高い割に肉が削(こ)けて...
石川啄木 「鳥影」
...割に猫背だったよ...
梅崎春生 「狂い凧」
...恐らく顔や身体の割には...
海野十三 「電気看板の神経」
...金を費(つか)ふ割に余りちやほやされないので...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...その割に小さくはならないのである...
戸坂潤 「社会時評」
...大学教育全体に於けるラジオの役割には...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...年の若い割に、自分がこの声を艶子さんとも澄江さんとも解釈しなかったのは、己惚(うぬぼれ)の強い割には感心である...
夏目漱石 「坑夫」
...その日ちょうど同じ時間に講義の始まる時間割になっていたので...
夏目漱石 「こころ」
...断片的な割に鮮明(あざやか)に彼の心に映るものばかりであった...
夏目漱石 「道草」
...私の家へ訪ねてきて、「割に、立派な家なんだね」と、びっくりされたこともある、宮様などというものは、平民はみんな、六畳二た間くらいのものと、思っていられたのかもしれない...
野村胡堂 「胡堂百話」
...この世の中で一番詰まらない役割に引っぱり込んでしまうからであった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...先刻のべたような服装の縹緻(きりょう)よしの女口上つかいが桃割にさした簪のビラビラを振りながら...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...「新日本珍道中」は、割に面白く、カラーも美しい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...私はその小さな村を真ん中から二等分している一すじの掘割に...
堀辰雄 「三つの挿話」
...謙遜の割には剛胆(ごうたん)だった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...その割にはそわそわ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...構造上の損傷の割に異様なほど健全な組織...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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