...剩(おまけ)に金があると來てるから...
石川啄木 「病院の窓」
...剩(おま)けに私の家へまで泊まつたのを...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...さうして其剩餘(そのじようよ)を以(もつ)て從來(じうらい)の借金(しやくきん)の整理(せいり)をして行(い)くより外(ほか)には途(みち)はないのである...
井上準之助 「金解禁前後の經濟事情」
...すなはち生産過剩といふ流行病が發生する...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...すなはち他の勞働を支配すべき何らの餘剩を生じないところの...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...また最も有力に、機械と分業との破壞作用、資本と土地との集中、生産過剩、恐慌、小資本家と小農との必然的滅亡、プロレタリヤの悲慘、生産界の無政府状態、富の分配の驚くべき不權衡、諸國民間における必死の産業戰爭、舊習慣、舊家族關係、舊國民性の解體を論證した...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...自意識過剩とかいふ言葉のひとつ覺えで...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...自意識過剩といふものは...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...パリスどのまで?剩(あまつ)さへ血汐(ちしほ)に浸(ひた)って?……あゝ/\...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...直ちに射術の奧儀秘傳を剩す所なく紀昌に授け始めた...
中島敦 「名人傳」
...「旦那どうぞこれからお剩錢だけをとつて頂きてえもんですが」「お前私に取れといふのか...
長塚節 「教師」
...さうして資本(もとで)を引(ひ)いても幾(いく)らかの剩餘(あまり)があつたので「勘次(かんじ)さん思(おも)ひの外(ほか)だつけな...
長塚節 「土」
...春さんかと思つたらそれは春さんではなくて宿の主婦さんが剩錢を持つて來たのであつた...
長塚節 「菜の花」
...意識過剩になつて...
林芙美子 「就職」
...かの女の心の過剩を...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「窓」
...剩餘價値は支拂はれざる勞働から構成されてゐる...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...此の過剩な小鳥の群を...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...まさに都會中心の過剩文明の弊をもうあらはして...
吉川英治 「折々の記」
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