...立錐(りつすゐ)の地を剩(あま)さゞるこの大密畫は...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...剩(おまけ)に名高い吝嗇家(しみつたれ)だつた作松は...
石川啄木 「赤痢」
...剩(あまつさ)へ此(こ)の四五日(しごにち)...
泉鏡太郎 「雨ふり」
...すなはち生産過剩といふ流行病が發生する...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...すなはち他の勞働を支配すべき何らの餘剩を生じないところの...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...一條の阿武隈川のみを剩す...
大町桂月 「阿武隈川水源の仙境」
...さうして資本(もとで)を引(ひ)いても幾(いく)らかの剩餘(あまり)があつたので「勘次(かんじ)さん思(おも)ひの外(ほか)だつけな...
長塚節 「土」
...剩雲いまは收るや...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...借金に剩錢(つりせん)は出せねえからそのまゝ」「馬鹿野郎」平次もポンポン言ひましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三途(づ)の川で渡し守からお剩餘(つり)を取る老爺だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...かの女の心の過剩を...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「窓」
...剩餘價値は支拂はれざる勞働から構成されてゐる...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...その白い物がすでにあん子にも過剩される程...
室生犀星 「神のない子」
...帳場近くで金を拂つて剩錢をうけとる前に...
室生犀星 「汽車で逢つた女」
...壽阿彌はそれを剩(あま)さずに食べた...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...糖分過剩の兆候がみえる...
吉川英治 「折々の記」
...餘りに都會を“過剩な不幸”にしたくない...
吉川英治 「折々の記」
...デザイン過剩到來物の生菓子のふたをひらく...
吉川英治 「折々の記」
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