...故に剩されたる第三の途は...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...字を剩(あま)すこと凡そ三たび...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...剩(おまけ)に名高い吝嗇家(しみつたれ)だつた作松は...
石川啄木 「赤痢」
...剩(おま)けに私の家へまで泊まつたのを...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...さうして其剩餘(そのじようよ)を以(もつ)て從來(じうらい)の借金(しやくきん)の整理(せいり)をして行(い)くより外(ほか)には途(みち)はないのである...
井上準之助 「金解禁前後の經濟事情」
...剩員淘汰と共にやめられた男だ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...この澤山の落葉は生命の過剩を思はした...
千家元麿 「自分は見た」
...ひとはどこで位置の定着を得るかといふやうな自意識過剩の統一の問題などに對しても...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...窮民地方の地租十分の三を輕減したるも猶ほ豫算に剩餘を見たりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...剩錢(つりせん)なきを以て物價の單位拾圓となる...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...煙草を買ひに出させる度毎に剩錢(つりせん)を祝儀にくれたお客にも會つて見たくなつた...
永井荷風 「羊羹」
...さうして資本(もとで)を引(ひ)いても幾(いく)らかの剩餘(あまり)があつたので「勘次(かんじ)さん思(おも)ひの外(ほか)だつけな...
長塚節 「土」
...剩つた米を安くかつて米店をはじめたり...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...デカダンスは情念の不定な過剩であるのではない...
三木清 「人生論ノート」
...叙事は精緻(せいち)を極めて一の剩語(じようご)をだに著けない...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...壽阿彌はそれを剩(あま)さずに食べた...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...「過剩財産は社會の物を盜んだものである...
森鴎外 「古い手帳から」
...デザイン過剩を氣にしだすと...
吉川英治 「折々の記」
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