「剩」の意味
余る、残る
「剩」の例文(場面別)
- 日常会話夕食を作りすぎて、ご飯がたくさん剩ってしまった。
- ビジネス(会計)今月の予算を精算した結果、5万円が剩った。
- 文学・詩歌冬枯れの庭に、雪の白さだけが剩っていた。
小説での「剩」の使い方
...どこかから剩り物が來たりして...
鮎川義介 「革命を待つ心」
...字を剩(あま)すこと凡そ三たび...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...剩へ洋襪(くつした)も足袋も穿いて居ず...
石川啄木 「菊池君」
...昌作叔父さんと來たらまあ怎うでせう! 町の人達も嘸小川の剩(あまさ)れ者だつて笑つてるだらうと思ひましてね...
石川啄木 「鳥影」
...剩(おまけ)に金があると來てるから...
石川啄木 「病院の窓」
...さうして其剩餘(そのじようよ)を以(もつ)て從來(じうらい)の借金(しやくきん)の整理(せいり)をして行(い)くより外(ほか)には途(みち)はないのである...
井上準之助 「金解禁前後の經濟事情」
...また最も有力に、機械と分業との破壞作用、資本と土地との集中、生産過剩、恐慌、小資本家と小農との必然的滅亡、プロレタリヤの悲慘、生産界の無政府状態、富の分配の驚くべき不權衡、諸國民間における必死の産業戰爭、舊習慣、舊家族關係、舊國民性の解體を論證した...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...この澤山の落葉は生命の過剩を思はした...
千家元麿 「自分は見た」
...剩す所は一千三百餘里に過ぎず...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...春さんかと思つたらそれは春さんではなくて宿の主婦さんが剩錢を持つて來たのであつた...
長塚節 「菜の花」
...かの女の心の過剩を...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「窓」
...そしてこの空語の内容はマルサスの人口法則或は寧ろ過剩人口法則である...
三木清 「歴史哲學」
...夜更けて 油の盡きた暗いランプ 低い焔 煤けた笠既に私の生涯も 剩すところはもうわづか ああ今しばしものを思はう 今しばし 私の仕事に精を出さうやがて睡りの時がくる 悲しみもなく 私の眠る時がくる...
三好達治 「雪夜 三」
...その白い物がすでにあん子にも過剩される程...
室生犀星 「神のない子」
...帳場近くで金を拂つて剩錢をうけとる前に...
室生犀星 「汽車で逢つた女」
...叙事は精緻(せいち)を極めて一の剩語(じようご)をだに著けない...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...壽阿彌はそれを剩(あま)さずに食べた...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...過剩の不幸といふこともある...
吉川英治 「折々の記」
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