...これだけの金貨を村の駐在所へ保管しておくのは剣呑(けんのん)だから...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...こいつは剣呑(けんのん)剣呑……」そこで...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...剣呑(けんのん)でございますよ……あけっぱなしというところまでは...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...どうやら剣呑(けんのん)だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...「こんなところが剣呑(けんのん)じゃ」と言って過ぎ行く一隊の中で...
中里介山 「大菩薩峠」
...実行と交渉のある議論であるから剣呑(けんのん)です...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうも剣呑(けんのん)に思われてたまらなかった...
中里介山 「大菩薩峠」
...剣呑(けんのん)といえば剣呑です...
中里介山 「大菩薩峠」
...後(あと)から尾(つ)いて行くものが剣呑(けんのん)だ...
夏目漱石 「虞美人草」
...してやろうと思ってるのさ」「思ってるだけじゃ剣呑(けんのん)なものだ」「なあに年(ねん)が年中(ねんじゅう)思っていりゃ...
夏目漱石 「二百十日」
...――おい天気が少々剣呑(けんのん)になって来たぜ」「なに...
夏目漱石 「二百十日」
...こんなものがあるから剣呑(けんのん)だ」「どうして...
夏目漱石 「二百十日」
...しかし剣呑(けんのん)ですよ...
夏目漱石 「野分」
...あれを忘れずにいて下さればいいのです」「下宿の世話なんかするものあ剣呑(けんのん)だという事ですか」「そう露骨(ろこつ)に云うと...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...御母さんは肥っているから剣呑(けんのん)だ...
夏目漱石 「門」
...「君独仙の説を聞いた事があるのかい」と主人は剣呑(けんのん)だから念を推(お)して見る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...彼らにとっては剣呑なことなのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わざわざ招き寄せられる剣呑(けんのん)な季節にもなっていたからである...
柳田国男 「年中行事覚書」
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