...第二が鉄さえ切れる剣(けん)...
芥川龍之介 「三つの宝」
...肩いからして剣山の奥深く踏み入る...
太宰治 「お伽草紙」
...これと同じ意味においてまたわが国の剣劇の大立ち回りが大衆の喝采(かっさい)を博するのであろう...
寺田寅彦 「映画時代」
...真剣な調子になって...
豊島与志雄 「立枯れ」
...あらゆる剣は皆両刃(もろは)である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「雉(キギシ)」「我妹(ワギモ)」「剣(ツルギ)」「鴫(シギ)」「陽火(カギロヒ)」「漕ぎ」「凪(ナ)ぎ」「継ぎ」「仰ぎ」などの「ぎ」には(甲)類に属する文字を用い...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...剣(けん)をふりあげて...
ペロー Perrault 楠山正雄訳 「青ひげ」
...幾度も幾度も彼の胸へ自分の剣を突き立てた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...「あぶない、御冗談を――御冗談とは存じておっても、当方にも、手足がござりますゆえ、どこに当るかわかりませぬ――いい程になされた方が――」と、冷たくいって、平馬を仰いで、「只今、うけたまわれば、わたくしが、御当地におりますことは、御歴々の御名誉を傷(そこ)なうものとか――なぜでござりましょう? わたくしは、御存知の通り、剣を握る力があるなぞと、他人に明したこともござりませぬが――」「はは」と、平馬が、艶の悪い唇で笑って、「貴さま、先夜にいたせ、懐剣を抜いて、かよわい婦女子に、危害を加えようとしていたではないか? それが剣技を汚すものでなくて何だ?」「かよわき女性(にょしょう)とは、あの折の女子のことでござりますか? あの者は、あり来たりの女ではありませぬ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...文士筆を揮ふ猶英雄剣を揮ふが如し』の一句を挿入して其説を改むるの要なきことを暗示せり...
山路愛山 「透谷全集を読む」
...また菊田氏は小野派の剣法師範...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...腕も及ばず、剣も届かずです...
吉川英治 「江戸三国志」
...いつか剣難の二字をはっきりえがいて...
吉川英治 「剣難女難」
...その天性の剣をも...
吉川英治 「剣の四君子」
...馬超は自ら剣を解いて...
吉川英治 「三国志」
...加賀見忍剣(かがみにんけん)はたおれている...
吉川英治 「神州天馬侠」
...――剣(つるぎ)...
吉川英治 「親鸞」
...六剣に形、作法などがあるように、茶にも、法があると聞いている...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??